風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

雪組「ひかりふる路」安住の地は

 

こんにちは。雪うさぎです。

 

 

 

 

待ちに待った「ひかりふる路」大劇場お披露目公演です。

 

「光と影」二つの象徴であるロベスピエールを演じる望海風斗さん

はまり役でした。

 

オープニングの「ひかりふる路」のテーマ曲を歌い始めると、

劇場内はもうだいもんワールドです。

 

ワイルドホーン氏の楽曲はどの曲もドラマティックで素晴らしい。

作品を美しく彩り、心を揺さぶられました。

二人が歌う「今」

これから先何年も歌い継がれてほしい名曲だと思いました。

 

ストーリーはまるで海外ミュージカルを観ているかのように

最初から最後まで引き込まれました。

惜しむらくは内容をより深めるべく二幕ものでも良かったのでは。

それくらい内容が充実していたということです。

 

 

 

マクシミリアン・ロベスピエール

理想に燃えた青年期からダークサイトへと堕ちていく悲しき革命家。

そこに仲間との絆と決裂、マリー=アンヌとの恋が絡み、

希望と絶望を全て演じる非常に難しい役です。

90分の中で盛りだくさんのストーリーが展開

しますが、それを無理なく演じきっただいもんは

さすがです。

 

 

マリー=アンヌ

まあやさん、この方も一癖ある役を上手に演じてられました。

ワイルドホーン氏に [自分がどこまで才能を持っているのかをまだご自身で

気付いていない]とまで言わしめたまあやさん!

 

 

書ききれませんが、2番手として熱演された彩風さん、美しい女役に目を惹いた翔くん、

存在感ある美貌と演技の朝美さん、そして愛すべきデムーランくらまさん。

 

雪組の力が結集した見応えのある作品に出会えて幸せでした。

この実力派トップスターが率いる雪組、これからどんな感動をもたらしてくれるのか

楽しみでなりません。

 

 

 

舞台に光る一本の斜めの線

 

最期にロベスピエールが行き着く所です。

 

もしかしたらそこは彼にとってやっと辿りついた安住の地であったのかもしれません。