風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

『ルドルフ』愛を求めて

 

こんにちは。うさぎです。

 

流れ落ちる星のように儚く消えてしまうルドルフ皇太子

1幕だけの登場ながら、鮮烈な印象を残します。

そんなルドルフについて書いてみます。(少し内容に触れます)

 

子供の頃からルドルフはひとりぼっち

祖母は厳格で父親は忙しく

母親はいつも遠い人

ママにそばにいてほしい

ささやかな願いも届かない。

 

そんな寂しさ、孤独の中にトートが入り込みます。

唯一の友達として。

 

この辺りは観ていて切なくなりますね。

子ルドの皆さんはいつも可愛いです。

特に印象に残っているのは、安蘭けいさんと星風まどかさん♡

 

2幕から青年となったルドルフが登場します。

どこか繊細で憂いのある皇太子。

あたたかい居場所を見つけられないまま成長したのでしょうか。

 

歴代ルドルフの中で忘れられないのは初代の香寿たつきさんです。

歌も演技も素晴らしく心から感動しました。

♪ 闇が広がる

2幕において最も盛り上がり、観客が引き込まれていくシーン

ルドルフ最大の見せ場です。

このシーンは何度も観たくなります。

 

トートに導かれるままに過去から未来へと続く不安と苦悩を(歌の中で)吐き出します。

そしてここから先は完全にトートに操られていきます。

保守的な父親とは合わず、対立。

孤立無援

エリザベートには、二人は似た者同士でありこの世界に安らげる居所はない、胸の内をわかって欲しい、力になって欲しいと渾身の力を込めて伝えます。

受けとめる余裕のないエリザベート

全てのことに希望を失ったルドルフは、

トート(死)に身を委ねることで、安らぎを得ることになります。

 

悲劇の皇太子と呼ばれるルドルフ

確かに、彼の人生は平穏な日々ではなかったでしょう。

運命と言えばそれまで。

 

ルドルフを語るとどうしても切なくなりますが、

トートが妖しい美しさ

ルキーニがかっこよく

フランツがハンサムなら

ルドルフはイケメン

宝塚ルドルフもイケメン揃いなので、それも楽しみの一つです。

 

愛を求め続けたルドルフ

儚く消えたルドルフですが

舞台の中では永遠に輝き続けることでしょう。

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マイヤーリング修道院

ルドルフ皇太子のかつての別荘

 

ありがとうございました ♪