こんにちは。うさぎです。
♪ 春 すみれ咲き 春を告げる
春になると優しい紫色の花を咲かせてくれるすみれの花。
風に小さく揺れるすみれの花を見ていると可愛らしくて、思わず微笑んでしまいます。
すみれの花は宝塚歌劇団を象徴する花であり、シンボルソングは『すみれの花咲く頃』ですね。
なぜすみれの花なのかなと、今更ですが調べて見ました。
元々は、ドイツ映画の主題歌をフランス語でカバーした『白いリラ咲く頃』というシャンソンを聞いて、当時の演出家の白井鐵造さんがそれを日本に持ち帰った。
日本ではリラをすみれに変えて、宝塚の『パリゼット』の主題歌として歌われた。
それが『すみれの花咲く頃』のルーツです。
そこからすみれの花が宝塚を象徴する花となったのですね。
宝塚歌劇を知らない人もこの歌は聞き覚えがあるのではないでしょうか。
メロディが美しくて覚えやすいのと、歌詞も素敵です。
♪楽しく 悩ましき 春の夢 甘き恋
どこか懐かしいような、心が優しくなるような。
華やかで煌びやかな宝塚歌劇を象徴する花が、ゴージャスな花ではなくすみれというのも何故か嬉しいです。
好きな花は色々ありますが、私はその辺の道端に咲いているすみれがとても好きなのです。
上の写真はうちの庭のすみれです。
数年前から毎春咲いてくれます。
どこから飛んできてくれたのでしょうね〜嬉しい来客です。
花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」
少し前の話になりますが、『星逢一夜』を観た帰り、電車で私の隣に座られた観劇帰りの方とお話させていただく機会がありました。
どういういきさつからか忘れてしまいましたが。
かれこれ50年以上、毎公演欠かさず宝塚を観てこられたとのこと。
一番印象深いスターさんは大浦みずきさんだそうです。
一つ一つの公演に思い出があって、一人一人のスターさんに思い入れがある、そして宝塚の観劇が元気の素になっていること、宝塚は心の故郷でもあると言われてました。
その方の「宝塚は私の心の故郷でもある」という言葉を聞き、宝塚は本当に凄いと思いました。
そして優しく親しみやすいすみれの花が宝塚の象徴であることの意味が、何となくですがわかるような気がしました。
うさぎ