風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

月組『エリザベート』ポスターの感想

こんにちは。月うさぎです。

 

月組の『エリザベート』のポスター、今までになかった新しい構図ですね。

      ポスター画像はコチラから

 

これは鏡でしょうか。

最初は絵画かと思ったのですが、よく見るとどうも鏡のような・・

ここでは鏡として話を進めたいと思います m(_ _)m

 

オシャレと美貌を保つことに余念がなかったシシィにとって、鏡はとても大切なものだったと思います。

白雪姫では、女王が鏡に向かって「世界で1番美しいのは誰?」と語りかけますが、シシィは鏡に何を語りかけたのでしょうか。

鏡に写る自分の美しさの中に秘められた、寂しさや悲しみをも見ていたのかもしれません。

 

その孤独の中に現れたのがトートです。

 

鏡の中の珠城トートはどこか優しげ

迷いと憂いの愛希シシィ

二人の視線はまだ合っていません。

不可思議な、まるで1枚の絵画のようなこのポスター、私は好きです。

去年シェーンブルン宮殿へ行った時、宮殿のあちこちにトートの気配を感じた私ですが(←ホントなのか?^^;) 、鏡の中のトートには思いが至りませんでした。

この構図の着眼点はとても面白いと思います。

 

今回は横に他の主演者の写真があるので、それぞれの役をイメージしやすくなりました 。

公演までいろいろと想像して楽しむことができそうです。

 

『エリザベート』という演目に関しては特にですが、蓋を開けて見ないとわからないといつも感じます。

感じ方や好みは人それぞれ。だから面白いですね。

ただ何度も再演されていることで、私たちの中に各役柄の理想像が出来上がっているというのは、演じ手にとっても観る側にとっても難しいところ。

珠城トートと愛希エリザベートは私たちの想像を超えるものになるかもしれません。

過去にとらわれない新しい月組の『エリザベート』を期待したいと思います。

 

製作発表会も行われて一部ホームページに様子が載っていますが、詳細は後日になるようです。

 

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写真はシェーンブルン宮殿の丘の上のグロリエッテ

池に鏡のように映っているのが綺麗ですね。

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f:id:wind-waltz912:20180330163047j:plain ありがとうございました ♪