風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

宙組<夏> 『WEST SIDE STORY 』 感想① Tonight

 

たった2日間の物語です。
王道と言えるラブストーリーでありながら、人種問題や暴力などを背景に、若者たちが激しくぶつかり合う。


初めて映画を観た時、かなり衝撃を受けたことを思い出します。


ブロードウェイでの初演が1957年、映画化されたのが1961年、半世紀以上世界中で繰り返し上演され愛されている作品ということになります。


宝塚での上演も今回で4度目に。
私はWSS初観劇。妹は真琴つばささん、稔幸さんに続いて3度目の観劇です。
不朽の名作と呼ばれる作品ですが、宝塚で上演されるとどうなるのか興味がありました。

2018年夏、梅田芸術劇場メインホール『WEST SIDE STORY』ソワレ感想①です。

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ストーリーの内容は『ロミオとジュリエット』をベースにして、場所をアメリカ・ニューヨークウエストサイドに、時代を1950年代に移したものです。


数々の素敵なナンバー、ダイナミックなダンス、振り付け、綿密なストーリー展開など、大きく心は揺さぶられますが、登場人物に感情移入するのは難しい作品です。
特に主役のトニーとマリア。

トニーとマリアには共感出来なくても、演じ手の真風凉帆さんと星風まどかさんは熱演でした。

大劇場お披露目も経て、更にコンビとしての息は合ってきているように感じられました。


真風トニーは金髪で長身、メイクのせいか本当にニューヨーカー(しかも男子(//∇//)) に見えました。

マリアとの出会いに浮かれて興奮しているところなどは若者らしく、演技も自然体で良かったです。
まどかちゃんは演技も歌も安定しているのですが、今回は衣装の関係もあって可愛らしさと同時に幼い感じがしました。
宙組は特に大きくて大人っぽい方が多く、余計にそう感じたのかもしれません。
そこは少し気になりましたが、まどかちゃんがTonight〜♪と歌うシーンは美しく、やはり歌える人だと思いました。

天河でも感じましたがまだ伸びしろのある方のように思います。


まかまどコンビに対する見解は、私と妹とでは少し違います。

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余談になりますけど、トップコンビは不思議なものだなと思います。
歴代の中には、ビジュアル的にはぴっあり合っていても何故か呼吸が合わないコンビがあったり、
見た目が合わなく感じても、素晴らしい舞台を作り上げるコンビがあったり。

結局は始まってみなければ誰にもわからないのかもしれませんね。


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私はまかまどコンビ好きです。
現在、他の組のコンビが (見た目ですが) 何となくまとまってる感じなので、持ち味も雰囲気も違う宙組コンビが作り出す舞台に興味が湧きます。
例えば、真風さんにはトニー役が合い、まどかちゃんはジュリエット役が合いそうな気もする・・作品は違っていても根っこはしっかり繋がっているような、他の組のコンビとはひと味違う2人。
いつかこのコンビの持つ魅力が爆発するような作品に出会えないかと密かに期待しています(今年の秋かもしれない) ^ - ^


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WSSの感想からは微妙に外れてました・・スミマセン

冒頭に書いたようにたった2日間の物語です。

Tonight、1日目の夜の出会いが2人の運命を大きく変えていきます。


次回は愛すべきアニータや、男っぽいベルナルドのことなど。
続きます。

 

ありがとうございます♪