風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

宙組『白鷺の城』感想〜千年にわたり転生を繰り返す陰陽師〜真風涼帆

千年の物語


白鷺城を舞台に、千年にわたり転生を繰り返しながら、幾たびも巡り会い、争い惹かれ合う2人。

ただ、普通の男女ではない。

男は見目麗しい陰陽師  
女は妖しい美しさを放つ妖狐  

そんなストーリーを持った和物レヴュー

歌舞伎とはまた趣きの異なる宝塚のチョンパです。
歴史は歌舞伎の方が長いですが、美しさや華やかさは宝塚も負けてはいません。


宝塚の美しさを堪能できる瞬間です☆彡


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簡単にですが、ストーリーの流れに沿って感想を書いていきます。
少し曖昧な部分もありますが。

真っ白な状態でご観劇されたい方はお気をつけください。

 

陰陽師と妖狐


何度生まれ変わっても、陰陽師として生きる男に真風涼帆さん。

ここで新しい発見!
真風さんの面長で切れ長の目、和物が美しく似合うんですね。
上品な色気があって素敵


今回は何と、時代の移り変わりと共に、次々と4人の陰陽師に扮して登場です。

こういう流れです ↓  ↓


(真風涼帆)        (星風まどか)
安倍泰成           玉藻前
      ↓                      ↓
吉備真備           妲己      
      ↓                      ↓
栗林義長        (封印)  
      ↓                      ↓
幸徳井友景       玉藻前


真風さんは、まず最初に幸徳井友景として登場して、この千年を振り返るという流れになっています。

 

雅やかなプロローグ


始まりは江戸時代、白鷺城の門

颯爽と登場するのは、宮本無三四の桜木みなとさん。
(二刀流の宮本武蔵のこと。無三四がもともとの字のようです)

無三四は円満寺の明覚(寿つかさ)と共に、化け物退治をするらしい。

そこへ、真風・幸徳井友景が現れて、2人に千年繰り返し見続けてきた夢について語り始めるところから、始まります☆

ここから華やかにチョンパ

 

安倍泰成ー玉藻前

 

(一) 平安時代の後期


雅びやかな宴で、舟に乗って優雅に陰陽師・安倍泰成 (真風涼帆) が現れます。


芹香斗亜さんや愛月ひかるさんらも舞い踊り華やかなシーン

綺麗〜


そこへ玉藻前 (実は妖狐) の星風まどかさん。

妖艶な魔性の妖狐というには、見た目まだ若く可愛い感じ。
中盤以降には妖しい美しさがじわじわと増してきました。


ここで、安倍泰成によって正体を見破られた玉藻前、妖狐の姿になって逃げて行きます。


千年に及ぶ泰成と妖狐の宿命の始まりです。


(二)信太妻


そこから平安時代の中期へと時が遡ります。


真風・安倍泰成の祖先の安倍晴明の母親は狐の化身だったという話。

あら^^; 泰成の中にも魔性の血が流れてるんですね。
妖狐との宿縁を感じる場面です。


泰成の祖先の晴明の母親、葛の葉に松本悠里さん
その夫、安倍保名に愛月ひかるさん


葛の葉は狐の化身という正体を知られて、愛する夫や息子(晴明)と別れなければならないという、切ないシーンです。


長髪のあいちゃんかっこいい。
日舞も上手ですね〜
私は小中学生の時に、日舞を習った経験があるのですが (5年くらい^^;)、美しく舞うことは本当に難しいです。

中々幻想的なシーンとなっておりました

 

吉備真備ー妲己


舞台は古代中国・殷王朝の宮殿


いました〜
妖狐のまどかちゃん見つけ♪
今度は妲己となり権勢を振るう妖狐まどか。

そこへ今度は陰陽道を学びに来た吉備真備に生まれ変わった真風涼帆がやって来ます。

再び巡り会う2人


2人とも中国の衣装似合ってました。
真風さんは今回の舞台ではいつもより更に長身に見えました(・o・)

妲己は吉備真備を追って日本へ渡り、また玉藻前になるが、封印されるという凄い展開です。


ストーリー性があるとは言えショーですから、スピーディに進んでいきます。

 

栗林義長


戦国時代の女化ヶ原、戦いの場面です。

ここでは真風さんは、陰陽道にも通じた軍師・栗林義長


仕える武将は岡見宗治・芹香斗亜さん
キキちゃん平安時代ぶりの登場!
男役さんがたくさん出てきて、殺陣もあってと、かっこいいシーンですね。


この場面で、真風・栗林義長は、自分には出逢わなければならない人がいると語ります。

やっぱり宿縁の中、惹かれてるんやなぁ・・

 

再び、安倍泰成ー玉藻前


クライマックスです


場所は白鷺城
時代は最初の江戸時代に戻ります。


最初の場面に戻って、無三四らに夢を語り終えた真風・幸徳井友景

封印されていた玉藻前の呪いが解け、姿を現わす。

友景たちと玉藻前の最後の対決。

ずんちゃんの無三四の剣豪ぶりが見られます。

無三四が玉藻前を刀で突き刺す。
友景も自らを刀で突き刺す。

 

そこへ現れたのが、かつての安倍晴明の母親、葛の葉(この時は富姫)
富姫の祈りが、後に2人を救う

 

狐火〜フィナーレ

 

稲荷神社の祭礼の夜、生まれ変わった2人が出会う。
今度こそハッピーな出会い

華やかなフィナーレへ
真風さん、初の青天だそうですが似合います。男前!

まどかちゃん、怪我を感じさせない頑張りに感動
お芝居もショーも難しい役に体当たり演技でした。
2つとも憂いのある役だったのでフィナーレの笑顔は最高でしたよ^ - ^

 

今回のストーリーの選択(陰陽師と妖狐)も良かったと思います。

私は1つの和物ショーとして楽しむことができたけど、トップコンビ以外のファンの方は出番が少なくて物足りないかもしれません。

ストーリー仕立てのショーを楽しみつつ、ご贔屓の場面はひたすら「凝視」をおすすめします。

宙組らしい華やかで躍動感溢れるショー、とても良かったです。

宙うさぎ


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