風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

花組トップ娘役「仙名彩世」退団会見に寄せて

新しいヒロイン像「仙名彩世」

 

花組トップ娘役の仙名彩世さんの退団会見が開かれました。

真っ白なワンピースが似合う笑顔のゆきさん。
卒業は就任時から意識。ずっとじわじわ心の中で動いていた。
具体的には、昨年2月の就任から本拠地4作で退くことを決めていたそうです。

 

ゆきさんが望んでの卒業なのか、劇団からの意向なのかわかりませんでしたが、ゆきさん自身が納得して決められたことなら拍手でお見送りしたいです。


ゆきさんはいつか単独で辞められるのではと思っていましたが、あまりにも突然のことでした。
『花組』という『宝塚』を背負うトップの相手役は特別な存在かもしれません。
他の組に比べると添い遂げ退団が極端に少なく、トップは単独での退団が多いのが特徴ですね。
1998年の真矢みきさんと千ほさちさんを最後に、花組からは同時退団は出ていません。


もちろん個々の状況が違うので、トップの添い遂げ退団ばかりがベストだとは思わないです。

ゆきさんの場合、来たる日のみりおさんの単独での退団を配慮しての卒業ということも考えられると思います。


常に男役トップに寄り添う花であることが求められる宝塚娘役ですが、ちゃぴさんや真彩さんのように、印象の強いお芝居をされる方もいます。
私の好きな娘役のタイプです。


ゆきさんも本来はそのようなタイプではないかと思いますが、役に応じて控えるところと強く出るところをバランス良く演じられるので、みりおさんが安心して伸び伸びと演じられているように感じてました。


私はゆきさんのトップ作品の中では、額田王女役が好きです。
印象に残る演技、言い換えれば、ゆきさんの実力を100%出せる役だったと思っています。
だからこそ、みりおさんも2人の皇子役を見事に演じられたのではないかと。
惜しむらくは、このような形でのトップコンビの作品をもっと観たかった。

 

別の見方をすると、宝塚の舞台に今までなかった新しいヒロイン像を観ることができたとも言えます。
『ポーの一族』のヒロイン、シーラはその最たるもの。
ゆきさん以外考えられない役。


首席入団から9年目でトップ娘役として花開いた歌姫ゆきさん。

花組を、みりおさんを支えて、『仙名彩世』の名を宝塚に刻みました。


来年はミュージック・サロン『Sen-se』もありますね。
『Delight Holiday』と『CASANOVA』ではゆきさんが最高に美しく輝ける舞台になることを願っています。

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花うさぎ♡