風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

『アンナ・カレーニナ』ポスター&配役〜大人の男が似合う月城かなと

『Anna Karenina』トリデンテ


月組『アンナ・カレーニナ』のポスター& 配役の発表がありました。
感想をさらっと。


主演の美しく悩める青年ヴィロンスキー役は美弥るりかさんにぴったり。
ポスターのビジュアルも綺麗、美弥さんと海乃美月さんの演技力で感動の舞台になることを期待しています。

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月城かなとの強み


注目はカレーニン役の月城かなとさん。
美弥さんより年上(原作ではかなり)の妻子ある大人の男ですね。


『エリザベート』では美弥さんとれいこさんの2人のフランツ役を観る機会がありました。
学年が少し離れているので当たり前ですが、1幕のれいこフランツは、かなり若いフランツでした。
ですが2幕ではグッと渋く抑えた演技で年齢を重ねたフランツを演じきったことに驚きました。

 

年齢より上の役を演じる時、髭をつけたり服装を渋目にしたり、視覚的なことも大切ですが、主演級となるとビジュアル面だけに頼ることはできませんね。
醸し出す雰囲気などもですが、かなり演技力が必要になってきます。

れいこさんの髭コレクション(笑)には雪組時代の『ローマの休日』があります。
以前にも書きましたが、この時も早霧せいなさんの友達役を堂々と演じられてました。

 

アンナ・カレーニナの舞台は、寒さ厳しい雪深きロシアです。
しかもカレーニンの肩書きは信仰心のあるロシアの政界の堅物です。

カッチカチの正真正銘エリート官僚ですね。


この学年で大人の役がピタッと決まり、素敵な大人の男を演じられることは、この先のれいこさんにとって大き強みになると思います。


思えばれいこさんは『銀二貫』の松吉役、『ラストパーティ』でのスコット役と良い役に恵まれてきました。

そのスコット役を経て大人の色気も増してきたれいこさん、今回のカレーニン役はれいこさんの魅力を存分に発揮できるでしょう。


美弥さんと海乃さんとれいこさん、絶妙な取り合わせのトリデンテと思っておりまする(^^)

 

レーヴィンは

 

さて、私は宝塚『アンナ・カレーニナ』は初観劇ですが、原作ではアンナの次に重要な人物となるレーヴィン、宝塚ではどのように描かれているのでしょうか。

あと、キティ。

レーヴィンとキティはサイドストーリー的にヴィロンスキーとアンナとは対照的な存在として登場し、ストーリーに厚みを加えます

映画や他の舞台でもレーヴィンは主演級の役で、私が大好きな人物なのですが、何しろ壮大なストーリー。

限られた舞台時間ですので、やはり宝塚では3人のストーリーに的を絞って描かれるでしょうね。
その方がベストだと思います。

そこにどのようにレーヴィンたちが関わってくるのか興味深いところです。

 

新しく発表されたキャスト

 ロシアは名前覚えるのが大変〜^^;

 

ヴィロンスキー伯爵夫人   五峰亜季
ベッツィ・トヴェルスコイ公爵夫人   美穂圭子
ステパン・オブロンスキー(スティーバ)光月るう
シチェルバツキー公爵    響れおな
アンヌシカ 香咲蘭
ダーリャ・アレクサンドロヴナ(ドリィ)  楓ゆき
コンスタンチン・レーヴィン(コスチャ)    夢奈瑠音
セルプホフスコイ   英かおと
エカテリーナ・シチェルバツキー(キティ)  きよら羽龍

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美しいポスターですね


月うさぎ♡
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