風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

『壬生義士伝』ゆかりの地を訪ねて〜霊山歴史館から八木邸、角屋 まで

 

雪組公演『壬生義士伝』が開幕しましたが、Twitterなどの皆さんの観劇レポに心踊る思いです。

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某日、新撰組ゆかりの地を訪ねようと思い立ち、京都へ出かけました。

のんびりお散歩しながら・・のつもりが最初の訪問地の霊山歴史館についた時点で、少しフラフラになりましたが(どれだけ弱い)、
ひ弱な姉の救世主・妹2が途中から車で登場!
午後から行動を共にしてくれました^ - ^

幕末を学ぶ、というような内容ではありません。
資料や文献も流し読み。

幕末に生きた人たちの気配を感じながらの気ままな旅です。

少しだけお付き合いください♫

 

 

霊山歴史館 <幕末ミュージアム>

 

りょうぜんと読みます。
スカイステージ〜歴史のトビラをたたくでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、真那春人さんと彩凪翔さんが訪問されてました。

日本では唯一の幕末維新博物館、幕末好きにはたまりませんね。

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 <私のアクセス>
京阪の祇園四条駅ーバスで10分弱ー東山安井で下車
その後は目的地目指して坂道を歩くこと15分くらいかな?(チラシでは7分 )

普通に体力があれば全然大したことないです。
時間があって、歩ける方は祇園からも十分歩ける距離ですね。(私は無理です。)

ここは数年前来たことがあるので懐かしい〜

ホールには刀剣たちが展示されてました。
例えば、近藤勇土方歳三の使用刀とか、龍馬を斬った刀とか。

この刀が志士たちの人生の象徴のようにも思えて、しばらくは見入ってしまいました。

 

展示コーナーには、近藤勇局長の奥さんのつねさんが作ったドクロの刺繍の稽古着もありました。
私自身、刺繍を少し趣味にしていますが、とても丁寧に可愛く刺してあって、愛情が込められている様子が感じられました。
生活感を感じて親近感を覚えます

他にも再現模型コーナーで、池田屋事件などわかりやすく再現されていてました。

 

ところで我らが主役、吉村貫一郎に関するものは、展示物はおろか資料もほとんどありません。

放送された新撰組隊士名簿に「吉村貫一郎」の名が記されているのみなのでしょうか。

不思議なことに、資料にもほぼ残らない名もなき剣士の存在が更に大きくなっていきます。

ここで可愛い朱印帳と絵葉書を買いました。

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八木邸 <壬生屯所旧跡>

 

さぁ、夕方には大阪に戻らなくてはなりません。
祇園に戻り、バス(20分弱)に乗り四条大宮で下車、10分ほど歩いて八木邸の近くの洋食屋さんで簡単ランチ。

歩くのは誰よりも遅く、食べる早さは誰にも負けません!←真似してはいけない例

 実家が京都にもかかわらず、八木邸も角屋も前を通っただけで中に入るのは初めてです。

 

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お隣の和菓子屋さん京都鶴屋「鶴寿庵」で見学料を払います。(抹茶と屯所餅付き)

中に入るとちょうどガイドさんがお話しされるところでした。
奥の間で15分ほど新撰組についてのお話を聞くのですが、学生の頃の授業と違ってちっとも眠くならず、もっと聞きたいくらいでした。

お話のあとはお部屋を見学。
壁の塗り替えなどはされてますが、天井や欄間などは当時のまま。
新撰組はここから始まったんだなぁと。

芹沢鴨が暗殺の時に逃げ込んだ隣の部屋に、その時の刀傷も残っています。
これも翔くんとまなはるが取材されてましたね。
放映の時はカバーはかけてませんでしたが、実際には透明カバーを被せてました。

八木家は壬生村の郷士だったので、家の作りも郷士の家の作りになってるそうです。

見学が終わる頃ちょうど妹から連絡が入りました。
隣の 和菓子屋さんに到着したようです。
一緒に美味しいお餅をいただきました。

 

壬生寺

 

八木邸から歩いてすぐのところに壬生寺があります。

まずは『壬生義士伝』の公演無事大成功祈願を!

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広くてゆったりとした境内です。
新撰組の兵法練習場にもなっていたようですが、

逸話として、境内で沖田総司が子供たちと遊んだり、近藤勇らが壬生狂言を楽しんだり、新撰組が相撲興行を企画したり。

死と隣り合わせで生きる隊士たちの平穏なひとときを垣間見るようでした。

 

壬生境内の東側にある池の中の島は、壬生塚と呼ばれています。
芹沢鴨ら数名の新撰組隊士のお墓がありました。
写真右は近藤勇胸像です。

 

お土産やさんで妹がアイスを買って口にしたら、「おお!すごい味!」
私も一口、、おお、苦い〜
生姜味に壬生菜など野菜が入っているようですが、これは大人の味、癖になりそう^ - ^

アイスを食べ終わり、近くの幸福堂さんで母の大好物金つばを買います。
ここの金つばは絶品やそうです。

この後角屋さんへ移動
車だとあっという間、10分弱で到着です。
妹!ありがとうな!

 

角屋〜もてなしの美術館

 

さて島原大門をくぐり、しばらくすると京屋町特有の格子造りの『角屋』が見えてきます。

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角屋はかつて賑わった花街・島原の中にあった揚屋(あげや)です。

二階が主な座敷で、そこへお客様を揚げることから「揚屋」と呼ばれるようになりました。

揚屋は遊郭の店ではなく、今でいう料亭です。
揚屋には太夫や芸妓は抱えず、置屋から派遣してもらい、お客様に遊宴を楽しんでいただくそうです。

お茶会や句会なども行われて、文化サロンとしての役割もあったようですが、とにかく豪華!

放送されていた奥の43畳の大座敷「松の間」では新撰組なども大宴会を催していたようで、その広さにも圧倒されます。

ガイドさんによると、ここへの訪問はお庭の桜の綺麗な季節が1番おすすめの時期とのこと。
とりわけ印象に残った言葉は、
「壬生義士伝の開幕に向けて、先日、大変お綺麗な宝塚の方がお見えになりました」

桜の時期に、今度はもう1人の妹も一緒に訪ねたいと思いました。

 

このあとは気になるカフェへ。

 

きんせ旅館  <2階は江戸時代のまま>

 

島原エリア内にある『きんせ旅館』2階は1日1組限定の旅館、1階はカフェになってます。
旅館は江戸時代後期のままだそうです。

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1階のカフェも別世界。
ステンドグラスや床のタイルが特徴的で素敵な空間になってます。

コーヒーもとても美味しいの。
ゆったりと落ち着くことができます。

ほどよく歩いて気持ちよく楽しい 1日になりました。

京のお散歩、お付き合いいただきありがとうございました!
今度は盛岡へ!  行ってみたいです〜(๑˃̵ᴗ˂̵)
 

雪うさぎ
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