専科の華形ひかるさんの退団が発表されました。
専科
華形 ひかる
2020年5月3日(星組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団
ほんの少し予感はありました。
今年5月の星組公演『鎌足』の蘇我入鹿役の迫真の演技を観た時。
あまりの迫真の演技にふと胸をよぎるものがあり、観劇後ぽろっと息子に呟いていました。
みつるさん、もしかして…
何で?と尋ねられ、元々何の根拠もない話、その場で忘れてしまいました。
『鎌足』では、そのように感じるほどの迫力と圧倒的な存在感を感じたのです。
みつるさんは85期生、雪組の奏乃はるとさんや、次公演で退団を発表されている舞咲りんさん、またOGの柚希礼音さんらと同期です。
2014年、花組から専科へ異動。
専科の中ではまだ若く、渋い役だけではなくキラキラ感のある役まで幅広く活躍されているイケメンさん。
2015年の『銀二貫』の和助など、渋い役どころも味わい深い演技で若い主演 月城かなとをしっかり支えて、完成度の高い舞台を作り上げてくれたと思います。
先述した『鎌足』での蘇我入鹿は一幕では主役と並ぶ大きな役で、全体を見終わったあともかなり鮮烈な印象が残りました。
静かな役も情熱的な役も貧ちゃんのようなコミカルで可愛い役も丁寧な役作りで心に響く演技をしてくれる貴重な方です。
またファンを一人一人大切にされることでも有名で、さすが世界の彼氏。
舞台では熱くパワフル、舞台を降りても凛々しく素敵です。
卒業されることはとても寂しいことですが、ラストステージとなる星組公演『眩耀(げんよう)の谷』 『Ray-星の光線-』で凛々しい男役・華形ひかるに出会えることを楽しみに、最後の日まで応援したいと思います。
専科・うさぎ