皆さん今年1年も宝塚の舞台を楽しまれたでしょうか。
数多くの観劇をされた方から、1度の観劇の方、贔屓の組を中心に観劇される方、全ツのみの方、ライビュのみの方、状況によってそれぞれの楽しみ方があったと思います。
また今年は事情で観劇できなかった方もいるかもしれません。
私も全く観劇できない年もありました。
今年は恵まれた環境にあったので私的には観劇を十分に楽しむことができました。
また観劇は舞台であれ映像であれ、自分の目で観たこと 耳で聴いたこと 心で感じたことを大切にしたいと思いますが、他の方の感想から気づくこともたくさんありました。
今年最後のブログ記事として、宝塚歌劇2019年について振り返ってみます。
昨日届いた望海さんのCD「GIFT」についてはまだしっかりとした感想は書けませんが今年の大切な出来事として少し触れたいと思います。
今年は宝塚大劇場公演は5組全て観劇しました。タカラヅカスペシャル2019はライビュのみ。
ここでは別箱で観劇したものだけ記します。
月組
アンナ・カレーニナ
ON THE TIWN
チェ ゲバラ
雪組
20世紀号に乗って
PR×PRince
はばたけ黄金の翼よ/Music Revolution!
ハリウッド・ゴシップ
星組
鎌足
アルジェの男/ESTRELLAS
ロックオペラ モーツァルト
龍の宮物語
トップとはまり役
自分が描くトップのイメージと作品の役柄がぴったり合うと、作品力がアップしてより楽しめるように思います。
例えば
『CASANOVA』の明日海りお
『I AM FROM AUSTRIA』の珠城りょう
『20世紀号に乗って』の望海風斗
『霧深きエルベのほとり』の紅ゆずる
『オーシャンズ11』の真風涼帆
望海さんだけ別箱作品ですが、20世紀号でのハマり具合が半端なかったのでこちらをあげてみました。
特に好きだった作品
大劇場公演も別箱公演も合わせて考えてみます。
「作品」として良かった(好きだ)と思ったのは
霧深きエルベのほとり
20世紀号に乗って
龍の宮物語
3作品です。
感想等はここでは割愛しますが、全く異なるこの3作品はそれぞれに余韻が残る作品でした。
こうしてみると、今年は特に星組作品に好きな作品が多かったです。
『鎌足』も良作でした。
『ロックオペラ モーツァルト』『食聖』は、主演の持ち味を生かせたという点でお披露目とサヨナラに相応しい良い作品だったと思います。
また、CASANOVAの華やかさ、Iafaの温かさ、壬生義士伝の力強さ、オーシャンズ11のかっこよさ
トップと役柄が合っていると組子たちの力も増して来て、先述したように本来の作品力もアップすると改めて感じた舞台です。
ショーは今年どの組も良かったです。
宙組に関しては『アクアヴィーテ‼︎ 』は真風さんがトップになられてからの宙組で1番好きなショーです。
そして贔屓組の『Music Revolution! 』は最初から最後まで余すところなく楽しめるショーであったことをここに記しておきます。
宝塚OGの活躍
OG出演の舞台で観劇したのは
『ベルばら45』
『わたるのいじらしい婚活』
『ロミオとジュリエット』
『ベルばら45』では多くの懐かしいOGの皆さんを、『いじらしい婚活』では今年舞台生活30周年になる今も変わらず素敵な湖月わたるさん、ゲストの朝海ひかるさんの活躍を観ることができました。
どちらも感想を書いています。
また、感想を書くタイミングを逃しましたが『ロミオとジュリエット』
キャピュレット夫人役の春野寿美礼さんの歌声はさすがに素晴らしく、宝塚ファンとして誇らしい気持ちになりました。
今年印象に残ったスターさん
今年特に印象に残った生徒さん
(トップは除いています) 敬称略
美弥るりか
天寿光希
鳳月杏
彩風咲奈
瀬央ゆりあ
瑠風輝
風間柚乃
彩海せら
海乃美月
有沙瞳
音くり寿
きよら羽龍
一樹千尋
英真なおき
華形ひかる
別箱公演の観劇が雪月星組に偏ったことが影響しているようで、3組の生徒さんが多くなりました。
来年は花宙組も観たいですね。
夏のFNS /「GIFT」ーNOZOMI FUTOー
今年の出来事ということでいうと夏にはFNS歌の夏まつりで雪組メンバーが大活躍でした。
そして今年最後に届いたビッグプレゼント!
望海風斗さんが自ら選曲してレコーディングされた宝塚の名曲が詰まったCD「GIFT」です。
またメイキング映像、ミュージッククリップを収めたブルーレイもついているのですが、これはまだ見ていません。
年が明けてから綺麗に片付いて浄化した清い部屋で(笑) 見ようと思っています。
さてCDはさすがに待ちきれず何度も聴いていますが、古参ファンながら所々観劇にブランクのある私でも馴染みのある曲が多く、また望海さんに歌って欲しいと思っていた曲もあったりで、とても嬉しいです。
「GIFT」の中から2曲だけ感想を。
さよならは夕映えの中で
ー風と共に去りぬー
お馴染みの曲ですが、夕日をバックにバトラーがスカーレットに別れを告げて去って行くところで歌う、言わば壮大なストーリーの最後に歌われる大切な曲です。
この歌を初めて舞台で聴いた時は大人の男の背中に惚れ惚れして(笑)、バトラーに恋しましたよ♡
「明日になれば」など、真彩ちゃんのスカーレットナンバーも聞いてみたい。
愛するスカーレットがようやく自分への愛に気づいたことで、バトラーにはやり直すという選択もあったけど、彼はそうしなかった。
傷つき、全てを終わらせて振り向きもせず去って行く…
やっぱりかっこいいですね〜 切なさを秘めた旅立ちに、バトラーの男としての生き方の美学がこの曲に込められています。
曲調は悲しい感じではないのですが、それだけに彼の心の悲哀を込めるのが難しそうです。
望海さんの歌にはバトラーのドラマが見えてくる。
素晴らしい一曲です。
アマールアマール
ーノバ・ボサ・ノバー
実は大石内蔵助より、バトラーより、望海さんに演じて欲しい役がこのソールです。
役に関して滅多に条件をつけませんが、トートとソールは超がつくほどの歌うまが理想です。
『ノバ・ボサ・ノバ』は宝塚作品の中で燦然と輝くショーの一つ。
舞台がブラジル、リオのカーニバルの出来事ということで舞台で思いっきり熱く踊り狂い歌う望海ソールが素晴らしい!(←観ていません 演ってません)
…とまぁ、舞台が見えてくるという点でやはり素晴らしい望海さんのライライライ
これからも生き続けてほしい名曲であり作品としてこの曲を収めていただけたことはとっても嬉しいです。
急ぎ足になりましたが、このCDについての感想を書くと長くなることが今わかりました。
また後日改めて記事にできれば(いいなー)と思います。
宝塚歌劇の未来
今年は紅ゆずるさん、明日海りおさん始め、今の宝塚を支えてきた多くの生徒さんの卒業がありました。
先日2019宝塚グランプリも発表されたことでこの1年も幕を下ろそうとしています。
1914年(大正3年)プールを改造したパラダイス劇場でスタートした宝塚歌劇。
『ドンブラコ』から始まり、紆余曲折ありながらも105年。
来年年明けの大劇場公演は雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
時代は桃太郎からギャングへ。
伝統を大切に、同時に新しい挑戦も。
そのようにして宝塚歌劇の歴史が続いているように思います。
震災により宝塚の街並みも変わり、宝塚ホテルも新しくなりますが、思い出は残り夢は未来へと繋がり広がっていくことでしょう。
今年も拙ブログをご訪問くださりありがとうございました。
皆さまにとって来年も宝塚歌劇を通して彩ある素敵な日々となりますように。
うさぎ