風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想① 世界初のミュージカル化!

『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』

原作は映画史に残る名作のようですが、結局見ずに観劇の日を迎えました。

それが正解かどうかはわかりませんが、私が予習せずに観るのは珍しいことです。


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明けましておめでとうございます!
2020年も宝塚歌劇を楽しみながらマイペースでブログ更新できることが目標です。
今年もどうぞよろしくお願いします。

今年の初観劇は1月5日雪組公演の『ワンス アポン ア タイム イン アメリカ』
日常に戻る前の貴重な1日になりました。

今回は全体の印象をざっくりと。内容に触れてないと思いますが、完全に真っ白な状態で観劇されたい方はご注意くださいね。

映画を見る前の感想です。

 ミュージカル
『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』
 脚本・演出/小池 修一郎

 

宝塚ワンス…の世界観

 

ギャング映画が原作ということで少し身構えてました。

先生によるとストーリーの根幹は、ユダヤ系の移民の人たちがアメリカでどう生きていくかということだそうですが…

ユダヤ人、移民、ローワーイーストサイド、ギャング…これらのキーワードに心がザワザワします。

観劇前は今までになく心がざわついて、観劇後はいいようにぐったり放心状態、
こんな感じでした。

 

この作品のミュージカル化はチャレンジだったと思います。
映画のインパクトが強く、小池先生が言われる様に宝塚作品としては異色で独特の世界観を持っているからです。

新しい試みというのは評価や好みが分かれるものですが、私的には見応えのある作品になっていて大変満足感がありました。
ジャンル的に好みではない人もいると思いますが。

映画を先に見ている場合は、舞台は別物(らしいので)として捉えることで舞台の世界観に入り込めるかもしれません。

 

特徴としてはだいきほ中心に歌がとても多いです。
メロディだけでなく歌詞も難しく、心の叫びのような歌などもあり、それを歌いあげるだいきほの歌パワーは全開です。
新公のヌードルス役が歌える諏訪さきさん、というのも納得!

何度か観劇できるなら、メロディは次第に耳に残るでしょうが
1度の観劇予定の方もだいきほの歌声に充分な満足感を得られると思います。
ほんとに素敵な歌が多いので。

また、女役キャロルにあーさを起用したことは大正解かと。
通しの役は少ないながら適材適所のキャストに感じました。

真彩ちゃんの華やかな衣装で歌うシーンは驚きの豪華さ。

プロローグと1幕のラスト、フィナーレもとっても素敵です♡お楽しみに!

 今日は内容には触れないという約束なので作品についてはここまでにします。

 

キャストについて

 

キャストの感想ももう少し観劇回数を重ねてからにしたいと思いますが、少しだけ。

主演の望海風斗さん。
壮年期の渋く深みのある演技に加えて、大人の熟成された味わいを出せるのは、男役18年目を迎えようとしている望海さんだからこそと思いました。

この作品は特に、歌と芝居が一つになっているように感じられ、聞き逃すまいとばかりに結構力入れて観ていました。

抑えた演技はボリスから、抑えられない衝動はエリックから
あるいはロベスピエール、アル・カポネ、源太・・

今までの全ての役を糧にして積み上げてきた男役の集大成がヌードルスではないかと。
それでもまだまだ私の知らない望海さんがありそうで、ますます今後の舞台が楽しみになっています。
のぞ様にかける期待はエンドレス…なのですが、望海さんについての感想はこれでジ エンドにして続きはまた後日にしたいと思います。

 

真彩ちゃん(真彩希帆) この公演でも安定の歌姫、少女からのデボラへの変貌も楽しめます。

ちゃん(彩風咲奈) またもや難役に挑戦も盤石の2番手に怖いものなし。

ちゃん(彩凪翔) 物語のスパイスとなる重要な役を手堅く好演 and 手堅くイケメン。

あーさ(朝美絢) 男役も女役も色気があって美しく、特に二幕は素晴らしい存在感。

あやなちゃん(綾凰華)  独特の雰囲気を確立しつつあり、今回は可愛くソフトに。

くん(縣千) 壬生義士伝に続いて抜擢に応えていてダンスではやはり目を惹きます。

まなはるくん(真那春人) ハーモニカの少年が可愛くて青年役にもこだわりを感じました。

 

最後に

 

映画のDVDが、わたしの本棚でポツンと寂しそうに出番を待っています。哀愁すら感じまます…泣。
名曲『アマポーラ』(スペイン語でひなげしの意味)が、映画の中でどのように流れているのかなど、色々と気になる点はあります。
いつのタイミングで見るかですが、もう少し観劇してからにしたいと思ってます。

舞台を観て自分の中の何かが疼くような気がします。
ギャング映画にあって観劇後に残るこの胸の疼きは?

自分にも懐かしくて大切な何かがあったような…。

感想の方ももう少し深めていけたらと思います。


雪・うさぎ

 

↓ 望海風斗さんについて

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