風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想⑦ 東京千秋楽の感動を生中継で !

 

過酷な状況が続いてました。

公演は途中で中止され休演へ、
やっと再開するも3回の上演のみで再び休演。

そして迎えた雪組千秋楽。
観客が熱く見守る中、宝塚ファンにとって幕が上がったことは大きな喜び。

更に舞台の感動はスカイステージ映像を通して全国へ届けられました。

  

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開幕5分前、我が家のコンパクトなTV画面の真正面に椅子を設置する。
3分前、背筋を伸ばして直角に腰かける。
プロローグから微動だもせずに集中、息はしていたと思う。

どうも全身に力を入れ過ぎてしまったようで幕間はぐったり^^;
一息ついて、二幕は少し肩の力を抜いて観劇!

 

愛とは…Part1

 

さて、ヌードルスとデボラの愛は結局成就しませんでした。

そんな2人を見ていて思い出すのが「星の王子さま」の作者、サン=テグジュペリの名言です。

「愛とは互いを見つめ合うことではなく、2人が同じ方向を見つめることである」

目の前の女だけを見つめる男と
男の遥か向こうを見つめる女と
いつしか2人の視線の先は違ってました。

最後に再会したヌードルスとデボラが歌う愛のひとひら

愛のひとひらは
胸の奥に
しまっておこう

もう2度と同じ方向を見ることのない2人の切ない愛の歌です。

望海ヌードルスの熱い歌、真彩デボラの華やかな歌も素敵ですが、2人の味わいある大人の歌も耳福でした。

 

ヌードルスとデボラとマックスの3人が、目には見えない糸で絡み合いながら運命に翻弄されていく姿を見ていると、
愛とは複雑なものだなと。

望海さん、真彩ちゃん、咲ちゃんは、愛の捉え方が根本的に異なる個性の強いキャラクターを見事に演じ、それぞれ役への深いこだわりを感じました。

 

「どっせーい‼︎」

 

長引く休演でモチベーションを保つのは難しいことと思いますが、雪組の皆さんは流石でした。

この公演で宝塚歌劇団を卒業される舞咲りんさん、早花まこさん、美華もなみさん。
千秋楽の舞台を迎えられて良かったですね。
寂しくなりますが、数々の舞台は忘れません。
「どっせーい‼︎」も忘れません。

そして全ツ後に宙組異動となる潤花ちゃんのご挨拶。
大きな花を咲かせてくれるとを信じてます。
頑張ってください。

 

愛とは… Part2


もう一度サン=テグジュペリの言葉を。
「愛とは互いを見つめ合うことではなく、ふたりが同じ方向を見つめることである」

望海さんと真彩ちゃんはトップ就任からずっと同じ方向を見て走り続けている印象があります。

そして卒業の発表後、この大変な状況の中で『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』を雪組を率いて全力で演じてくれました。
揺るぎない強さを持って。

最後まで同じ方向を見つめて走り抜けて欲しいけど、辿り着く日のことを思うと胸が熱くなっています。

 

FOREVER  TAKARAZUKA


3月27日から花組公演と星組公演が開幕すると発表がありました。
どちらも大切な舞台です。
トップお披露目公演でもあります。

私たちに出来ることはHPに書かれていることを守り、感染予防、拡散防止の為に細心の注意を払うこと、

あとは千秋楽の日まで無事に舞台が続けられることを祈ることしかできません。

 

望海さんの最後のご挨拶は皆さんへの愛に溢れていました。
「舞台に立てて幸せです。」という心からの言葉を聞けて本当に嬉しいですね。

その後はいつもの面白くて可愛いくて涙もろくなった望海さん。

千秋楽を迎えられて良かったです、感謝しています。
なので終わって寂しいという気持ちを今は少し封印して。(でも寂しい〜)

ありがとうございました。この日を忘れません。


FOREVER  TAKARAZUKA
雪・うさぎ

 

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