風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

雪組『炎のボレロ』配役発表出ました!

 

雪組公演の全国ツアー『炎のボレロ』配役発表がありました。

 

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懐かしい作品ですねー1988年初演!
スカステで観られた方もおられると思いますが、まずは初演のプログラムを見ながら配役の説明をざっと記してみます。
あらすじは書きませんが役柄の説明に薄いネタバレはあるのでご注意ください。
(  )は初演の方

 

 配役

 

アルベルト・カザルス 彩風咲奈 (日向薫)
カザルス侯爵家の次男

カテリーナ・ドロレス    潤花 (南風まい)
ドロレス伯爵の令嬢。
ブラッスール公爵家に嫁がされるのを嫌って、病と偽り乳母の家に身を隠している

 

ジェラール・クレマン    朝美絢  (紫苑ゆう)
フランス軍情報部大尉。
不治の病に冒されながらもアルベルト暗殺の使命を果たすべくメキシコに出向く

モニカ   彩 みちる(毬藻えり)
「ウパンゴ」で働く酒場女。ジェラールの恋人

 

タイロン 真那春人 (夏美よう)
宮廷の従僕だが実はパリの隠密

ピエール少尉  紀城ゆりや (愛甲充)
憲兵


ドロレス伯爵  奏乃はると (萬あきら)
カテリーナの父

テオドール  ゆめ真音 (英りお)
カテリーナの弟

カルメン  杏野このみ (葉山三千子)
カテリーナの乳母

ミランダ  琴羽りり  (州悠花)
カルメンの娘でカテリーナの乳姉妹

フラスキータ   音彩唯 (青山雪菜)  
カルメンの末娘

ブラッスール公爵  久城あす (麻月鞠緒)
ナポレオン三世の傀儡政権マキシミリアン皇帝政府の官房長官で陰の実力者

ローラン  叶ゆうり(燁明)
ブラッスール公爵の息子でカテリーナの婚約者

オノリーヌ伯爵夫人 千風カレン (藤京子)
ブラッスール公爵の愛人

 

アリシア 星南のぞみ (花愛望都)
ミケーレの姉

ミケーレ  麻斗海伶 (泉つかさ)
アリシアの弟 

 

[共和党のメンバー]

フラミンゴ  縣千 (麻路さき)
マキシミリアン政権に抵抗する共和党のリーダー

ウパンゴ 透真かずき (一樹千尋)
酒場の主人。共和派

ファノ  天月翼 (あづみれいか)
アルベルトの友人

リンゴー 汐聖風美

バンボーリョ   朝澄希 (千秋慎)

ナタリー  笙乃茅桜 (綾瀬るり)
ボニータ  白峰 ゆり (乙原愛)
リサ  希良々うみ (茜このみ)
ロリータ  沙羅アンナ (久留実純)

フリオ  望月篤乃
エレナ   有栖妃華
ゴンザレス   真友月れあ

 情熱的なミュージカル


1860年代のメキシコを舞台にした復讐劇で柴田作品らしい香りの作品です。
主題歌のメロディや歌詞はスッと頭に入ってきて口ずさみやすい曲です。


再演は過去に演じた方と違うタイプの人が演じる場合、どんな舞台になるのかイメージできないことがあります。
例えば私の場合『アルジェの男』の礼真琴、『はばたけ黄金の翼よ』の望海風斗、『不滅の刺』の愛月ひかるなど。
結果、皆さん全く新しい役作りをされていて新たな舞台を満喫することができましたが。

逆にすんなりイメージできる場合もあります。
『琥珀色の雨にぬれて』の望海風斗、『黒い瞳』の真風涼帆など。

 

そしてこの『炎のボレロ』の彩風咲奈もすんなりとイメージできました。

当時のトップ日向薫さんが長身でスタイル抜群でサラッとスマートな役作りをされる方だったので、咲ちゃんの持ち味と共通点があるのかもしれません。

と言っても異なる点も多いので咲ちゃんオリジナルの役作りに大きな期待があります。
踊って歌ってかっこ良く決めてほしいですね。

 

2番手ジェラール役はあーさ。
地獄の魔女キャロルを魅力たっぷり演じ、久しぶりの男役にファンも待ち遠しくてうずうずしていますよね。
私もその一人です。


初演のジェラール役の紫苑ゆうさん
私的には、宝塚男役スターの中でも「男装の麗人」という呼び名が最もぴったりに感じる方です。
ミステリアスなところと醸し出す雰囲気でしょうか。

余談ですが数年前、エリザベートガラコンサートで、歴代トートの中にトートを演じてないシメさんが混じってられたのには驚きました。
あの妖しさには名だたる歴代トートの皆さんもタジタジで…(そう感じただけです)
当時エリザベートが上演されてたらシメトートは大当たり役になったのではないかと密かに思いました。

ボレロのシメさんジェラールはかなりインパクトがありました。
着実に実力をつけてきているあーさが、どんな風に完成させてくるのか楽しみですね。

咲ちゃんとあーさはワンスでコンビ結成しているので、今度は男役同士のぶつかり合いが楽しみですし、2組のコンビの恋も楽しみです。

 

そのみちるちゃんの情熱的な女、また 共和党のリーダーとして活躍する縣くんにも大注目。

当時のプログラムを久々に見ましたが、一樹千尋さん、夏美ようさん、英真なおきさん、万里柚美さんなど、、今も活躍されている方のお顔を見つけるととても嬉しいです。

 

潤花ちゃん雪から宙へ

 

初演の南風まいさんの可憐なヒロインを陽のイメージの潤花ちゃんがどう演じるのか、
咲ちゃんとのコンビをしっかり見ておきたいです。

この作品でのヒロインを最後に宙組へ異動となる潤花ちゃん。

潤花ちゃんに関しては今後も更に娘役に磨きをかけて宙組で大輪の花を咲かせて欲しいですし、そうなると信じています。

連日のように咲ちゃんの相手役さんは誰なのかと賑わってますが(咲ちゃんが次期トップという前提のもと)、もちろん私も関心はあります。
できれば咲ちゃんと大人の作品を作っていける方を希望しています。

 

最後になりますが、この公演と望海さんのコンサート、真彩ちゃんのミュージック・サロンと、全てが行われる 状況になっていることを願い、祈り、信じたいです。

 

雪・うさぎ