風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

花總まり~ヒロインを生きる人

 

こんにちは。うさぎ です。

 

宝塚を代表する娘役トップスターであった花總まりさん。

最近の彼女の活躍は眼を見張るものがあります。

 

花總さんの宝塚時代を振り返ってみます。

 

初舞台は1991年月組『ベルサイユのばら』

同期生に安蘭けいさん、春野寿美礼さん、朝海ひかるさんなど。

入団4年目で娘役トップになり、一路真輝さん、高嶺ふぶきさん、轟悠さん、姿月あさとさん、和央ようかさんの5人のトップを支えました。

 

マリー・アントワネット、額田女王、エリザベート、カルメン、クリスティーヌ、スカーレットなど、数々のヒロインを演じること12年、これは今でも伝説となっています。

 

私が宝塚時代トップの花總さんを観たのは『エリザベート』一作だけです。

その時は「正統派の宝塚娘役さん、大役エリザベートを上手に演じた人」という印象でした。

後に彼女の舞台を何作か映像で見ましたが、役によって顔や雰囲気、佇まい、声など細やかに変えられる高い演技力のある人だと思いました。

上手く表現できませんが、「冷たさ」と「熱さ」を合わせ持つ人というイメージがあります。

2006年に宝塚を卒業され、暫しのブランクを経てミュージカル界に戻られたことは、私にとって嬉しいニュースでした。

普段は腰の重い私ですが思い立ったら行動的!そこから立て続けに3作品観に行きました。

 

2014年『モンテ・クリスト伯』

            『レディ・ベス』

2015年『モーツアルト』

 

この中では、私は『モンテ・クリスト伯』が一番好きでした。

音楽はワイルドホーンさん。

ざっくりした感想で申し訳ないですが、楽曲もストーリーも良かったし、花總さんらしい繊細で細やかな演技で感動しました。

この年、月刊ミュージカルのベストミュージカル女優部門で1位に輝いています。

 

そして、花總さんの代表作とも言える『エリザベート』

『エリザベート』は演出やストーリー展開など宝塚版の方が好きなのですが、花總さんのエリザベートを観たくて行きました。

蘭乃はなさんとWキャストでした。

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2016年、この年はエリザベート三昧でした。

夏は宙組公演、秋は東宝公演、そして年末にはガラ・コンサートまで行きました^^;

どうしてもずんこさんとわたるくんに会いたかったのです。

結果、全ての公演に大満足、トートが夢にまで出てきそうな感じでした(^_^*)

花總さんのエリザベートは素晴らしかった。

宝塚時代よりも更に円熟味を帯びていて、それでいて相変わらずのの透明感。

東宝のエリザベートはそれまでずっと男役トップOGの方が演じていたので、娘役だった花總さんが主演と聞いて凄いなぁと思いました。

これをきっかけに娘役OGの方も以前より活躍の幅が広がっているように感じます。

 

2018年、女優「花總まり」は凄いです!

『Romale(ロマーレ)』3月~4月 

  カルメン役。 濃厚な感じです。

 

『シークレットガーデン』6月~7月

   秘密の花園。可愛い♡

 

『マリー・アントワネット』10月~11月

   笹本玲奈さんとWキャスト

   マリーアントワネット役

  セリフ覚えるだけでも大変ですね^^;

 

丁寧な役作りでどの作品も手を抜かず、期待を裏切らない花總さんはミュージカル界になくてはならない存在になりました。

花總まりさんには、いつまでも凛とした、誰も寄せ付けない一輪の薔薇の花のような女優さんでいてほしい、というのが私の願いです。

 

f:id:wind-waltz912:20180330163047j:plain ありがとうございました ♪