ベルばら~昭和から平成にかけて
スペシャルイベント『ベルサイユのばら45』ー2月21日ーを、観に行きました。
楽しく懐かしく、時に涙ぐみ舞台を堪能することができました。
話は少し脱線しながらになりますが、感想を書きたいと思います。
ベルサイユのばら、宝塚初演から45年・・・
宝塚の歴史の半分近くはベルばらと共にあったということになりますね。
この公演、現役の方は専科から汝鳥伶さんと華形ひかるさんが出演。
汝鳥さんは歴代ベルばら最多出演者らしく、このイベントのMCをされてます。
みつるさんは歌にダンスに芝居に大活躍でした。
私の観劇日は2月21日。
ベストは全員が集結する大千秋楽24日でしたが、チケットが取れませんでした。
それで、私が特に会いたかったOGの方3名の出演日と、自分の都合を擦り合わせてこの日を選びましたが大満足でした。
昭和のベルばら〜汀夏子さん
最初に初演からの各組の映像が流れて、その後、初風諄さんから順々に主題歌を歌われます。
初風諄 「青きドナウの岸辺」
安奈淳 「愛の巡礼」
汀夏子 「ばらベルサイユ」
榛名由梨「心のひとオスカル」
初風さんと安奈さんの歌声は当時のままに本当に素晴らしくて感動しました。
歌の後の4名のトークが面白く、舞台でのエピソードなどお話されました。
当時は全国ツアーが4ヶ月ほどあったようで^^;;・・その頃からハードだったんですね〜
皆さんのベルばら公演へのプレッシャーや、ベルばらに向き合う情熱など、貴重なお話を聞くことができました。
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さて、この『ベルサイユのばら45』で会いたかった1人目の方は汀夏子さんです。
と言っても、雪組トップだった汀さんのベルばら(オスカル)を観たわけではありません。
話は『べるばら』から少し離れます。
調べてみると、汀さんが雪組トップだったのは、2年 (wトップ時代) + 8年 (単独トップ)の計10年!
他のトップの方もですが、昔は任期が今とは比べものにならないくらい長かったんですね。
ベルばらのあとの公演になりますがーー
子供心に、汀さんの舞台を観た記憶が今も鮮やかに残っています☆
中でも『ムッシュ・パピヨン』というショー!
とにかく楽しかったという思い出があります。
汀さんは凄く熱いタイプの方でしたが、今も華やかで熱くオーラ全開で、やっぱり素敵な方でした☆
私は常々、ちぎさん(早霧せいな)や、のぞ様(望海風斗)には、汀さんと共通するものを感じるのです。
どこかと言われれば、、、外見が似てるわけでもなく、むしろそれぞれ全く違うのですが・・
熱量、熱さ、男くさい男役なところ?
ホントにタイプは皆違うんですけど、雪組魂なのか・・・好きです。
パピヨンはちぎさん主演で再演して欲しかったなぁと、今更ながら思います。
汀さんは今となっては全てが朧げで、私の中で幻の人となっていたので今回の出演はとても嬉しかったです。
なので私の宝塚ときめきの原点は汀夏子さんです。
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ベルばらに関係ない話をもう一つだけ。
私の母は鳳蘭さんのファンです。
今回は出演されていないので誘いませんでしたが、母は昔から何故か鳳さんのことだけ、フルネームで呼びます。
「ハァ〜、鳳蘭は良かったわぁ♡」←呼び捨て^^;
それはまぁ、お許しいただくとして。
問題は発音です。
必ず「おおどりらん」と濁ります。→正しくは「おおとりらん」
おそらく、オードリーヘップバーンとごっちゃになってるのだろうと私たち姉妹は推測していますが、指摘するとムッとするので、今では誰も注意しません・・
この公演、母娘らしき方も多かったので、出演されていたら一緒に行けたかもとちょっと残念でした。
50周年にはぜひ出演してください、おおとりらん様。
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さて、昭和のベルばらから、平成のベルばらへの再演まで13年の月日があります。
期間が空いたのは、この作品を大切にしたいからだとか。
平成初期のベルばら~杜けやきさん
平成ベルばらトップを飾るのは、日向薫さんと杜けあきさん。
杜けあき 「心のひとオスカル」
日向薫 「ばらのスーべニール」
日向さん、背が高くてスタイル良くてお綺麗でちっとも変わってません。
実は当時、日向さんのベルばらを観たかどうか、どうしても思い出せないのです^^;
「炎のボレロ」「戦争と平和」などは覚えているので、観ていないかもしれません。
今日は映像で当時の様子が流れて観ることが出来ました。
そして、私が会いたかった2人目は杜けあきさんです!
この日の杜さんは黒の衣装が素敵で、登場した途端に何とも優しい空気が流れました。
懐かしい雰囲気と変わらぬ歌声。
私は杜さんの持つ独特の空気感や、会場を包み込むような深みのある歌声が大好きです。
当時、私が観劇した月組公演。
月トップの涼風真世さんがオスカルを演じ、役替わりで雪トップだった杜さんがアンドレ役で特出された日です。
月組のアンドレ役だった天海祐希さんは、その日はジェローデル役でした。
劇画から抜け出たような涼風オスカルと、静かで包容力溢れる杜アンドレ
歌うまコンビの夢のような舞台でした。
今まで観た歴代アンドレの中で、1番好きなのは杜さんなのでホントに今日は嬉しかったです。
そうそう、杜さんの中にも望海さんを感じるんです。
私の心を響かせる歌声を持つお2人という共通点はありますが。
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前半は主題歌とトークが中心で楽しく、あっという間にここまで進んできました。
半ば自分語りになっていますが、ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
ここから、平成中盤以降のOGたちの衣装を着てのシーンとなります。
前編はここまでとして、今日は一気に後編もアップします。
うさぎ