風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

『SPERO』望海風斗ファーストコンサート感想

 

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10月5日、望海風斗さん宝塚退団後初のコンサート『SPERO』全日程完走されて本当に良かったです。
8月2日に大阪で初日を迎え福岡、愛知、そして横浜と約2ヶ月、本当にお疲れさまでした。

大人でかっこよくてスタイリッシュで、そしてとても可愛い、歌とともにたくさんの望海さんの魅力が詰まったコンサートでした。

春から信じられないくらい仕事が忙しくなり(おそらく来年3月まで続く)ブログ更新もままなりません。
日々ストレスでいっぱいですが、その合間を縫ってコンサートへ行ったり大劇場公演を観劇したり配信を観るのが唯一の楽しみになっています。

 

贔屓を見送ると気持ちを切り替える時間が必要で、通常はしばらく感慨にふけりながらまったりするのですが、望海さんの場合は退団が延びたことで卒業前からエリザベートガラコン出演が発表され、その後すぐに『SPERO』、またインスタ、オフィシャルサイト開設、スタッフのツイッター開設、その間にうたコン出演…と凄いスピーディな展開で、感慨にふけるも何も気づいたらnozomistになってました。

遅ればせながら『SPERO』の感想を思い出しながら少し残しておきます。(梅田芸術劇場で2回、配信で2回観ました。)

 

 

4つのサロン

 

シネマ 望海さんは過ぎ去った恋を思う大人の女の切なさを歌と短いセリフで表現し、まるでお洒落なシネマを見ているような感覚。
「シャレード」良かったなぁ。
望海さんが、見た映画の結末が思い出せないことがあると言われてましたが、私も同じで嬉しくなりました。途中はしっかり覚えているんです。でも結末が出てこない。何ででしょうね。

 

Jazzy 望海さんはストライプのスーツにハットで宝塚の男役っぽく素敵でした。
「Lover Come Back to Me」など、望海さんの声とジャズは凄く合うと思うのですがどうでしょう。望海さんのジャズナンバーもっと聴きたい!という欲望がむくむくと出てきました。

 

ミュージカル 望海さん、高音も非常に美しいので、パンチの効いたダイナミックな歌を歌いまくるミュージカルなども期待したいですね。「ドリームガールズ」などはキュートで可愛くて。一方で「星から降る金」にも聴き惚れました。
男役時代にはよく色気ダダ漏れなどと言われてましたが、女性としても凛とした色気があってとても魅力的です。

 

J-POP 懐かしい曲を望海さんが歌うと魔法がかかったように新しく感じました。
もちろんおしゃれに編曲されているのですが。
「始まりのバラード」望海さんはこのような抒情的な歌が好きなのかしらと思ったり。
様々なジャンルの歌にチャレンジしていただきたいですね。

 

アンコール 「SUPER VOYAGER!」懐かしいような、ついこの間のような。
お披露目公演でしたからファンにとっては特別な曲です。
「SPERO」はコンサートのために作られた曲で、未来に向かう望海さんにふさわしい記念すべき曲になりますね。

 

素敵なゲスト

 

[スペシャルゲスト]のラミン・カリムルーさんは舞台で、井上芳雄さんは配信で観ました。
それぞれのデュエットは心躍る素晴らしいものでした。

海宝直人さんは残念ながら配信も観れませんでしたが、Blue-rayの特典映像でそれぞれのゲストコーナーがあるのは嬉しい限りです。

 

まずミュージカル界の大スターのラミンさん、凄い存在感でしたね。
トークで憧れのラミンさんを目の前に、恥じらい気味の望海さんを微笑ましく思っていたところ、闇が広がるのイントロでスイッチが入った瞬間、豹変して会場の空気を変えた2人には鳥肌が立ちました。
姿月あさとさん(トート)とマテ・カマラスさん(ルドルフ)のデュエットを思い出しましたが、今回望海さんはルドルフのパート。
トートのラミンさんは日本語もとてもお上手で2人の歌声に深く感動しました。

 

『SPERO』初見で「シネマ」な望海さんを観た時(井上芳雄さんまだ出演されていない)、「望海さんの1人ミュージカル」、いや「井上さんと2人ミュージカル」なんて素敵だろうな〜と妄想してました。
実際に配信で井上さんとのデュエットやトークを観て、あまりに息がぴったりでますます妄想が膨らんでしまいました。
井上さんは2人ミュージカルも経験豊富で素晴らしいと聞いているので、いつか実現してほしいという夢もありますが、このコンサートで井上さん(トート)と望海さん(シシィ)の「私が踊る時」を聴き、ラミンさんの時とは別の感動に震えました。

もし井上ー望海コンビで「エリザベート」が実現するとしたら、今までにない新しい「エリザベート」を創造できるのではないかと思います。

 

[スペシャルダンサー]は色気ある佐藤洋介さんにダイナミックな柳本雅寛さん。
すっごい素敵でハマりました〜こちらも映像楽しみです!

 

「G-Rockets」の半澤友美さんと小林由佳さんの美しい空中パフォーマンス、歌にダンスに大活躍のゴスペローズ(大月さゆさん、工藤彩さん、村井成仁さん、山崎感音さん)、演奏のスペロンチーノ。
そんなスペシャルなゲストや素的な仲間、スタッフの皆さんに囲まれて、最大限の魅力を披露してくれた望海さん。
これからの夢と可能性が広がる、そんな素敵なコンサートでした。

 

舞台のバックの大きな映像の時計はリアルタイムに「時」を刻んでいて、歌やダンス、セリフ、お喋りにも「今」を感じました。
望海さんはこの先どんな「時」を刻んでいかれるのか、私も楽しみにしたいと思います。

 

OG・うさぎ

 

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