風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

『89期生』瑠璃色に輝く4つの海−最終回

瑠璃色に輝く4つの海と花2輪 

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宝塚89期生、入団時は49名でしたが現在は7名、うち3名は今年卒業されることを発表されています。

明日りお風斗ひろき凪七瑠という4つの海
宝塚という舞台で、瑠璃色〜美弥るり〜に輝く海は、今も私たちを魅了してやみません。

久しぶりのこのシリーズは今回で最終回になります。
最後は娘役の純矢ちとせ沙月愛奈の花々も一緒に、賑やかに締めくくりたいと思います。

 

明日海りおという海

 

カサノヴァご覧になったでしょうか。
東京公演は間もく開幕ですね。
これからご覧になる方は大いに期待してください。

みりおさんはフェアリータイプの役割を請け負ってトップ就任されたように思います。
就任当初は甘く美しいビジュアルから、爽やかで少年のような初々しさを感じました。

いつの頃からでしょうか。
品のある王子様感を残しつつも、大人の男の色気や表現力がぐんぐん増してきて、フェアリーにとどまらず、明日海りおという唯一無二の男役スターが確立されたのは。

カサノヴァ役はみりおさんの男役の美と色気の集大成と感じます。
相手役のゆきさん (仙名彩世) を見送られた後に、ご自身は11月24日付で退団。

 記者会見で、「ファンの皆様の拍手や温かなお言葉に励まされ、もっと素敵な男役になろうと頑張ることができました」と言われたのが印象的でした。

どれほど数多の事柄を乗り越えてこられたのか。

 

さぁ、卒業の日まで、まだまだ夢を見させてください!

☆明日海りおー今後の予定

『CASANOVA』
3月29日〜4月28日 東京宝塚劇場
東京の皆さんお楽しみに!

『恋するARENA』
6月25日〜6月26日横浜アリーナ
公演日の26日はみりおさんのお誕生日ですね
新しい娘役トップに華優希さん。

『A Fairy Taile』
8月23日〜9月30日 宝塚大劇場
10月18日〜11月24日 東京宝塚劇場
最後にどんなみりおさんのフェアリーが観られるのでしょうか。

.+*:゚+。.☆

明日海さんの海はどこまでも広がりを感じさせる海
その先は・・
どんな幻想の世界があるのだろうと思わせてくれる人。

 

美弥るりかの瑠璃色

 

美弥さんのサヨナラ公演が開幕しました。
まだ未観劇ですが、大変な美剣士だそうですね。
ヴィロンスキーから佐々木小次郎へと鮮やかな転身。

 89期の中のみならず、タカラジェンヌの中でも一際謎めいた雰囲気で、不思議な空気を纏われています。

海が青いのは美弥さんが瑠璃色の魔法をかけているからだよ・・と言われたら、案外納得するかもしれません

個人的に美弥さんには少し親近感を覚えます。
何故なら誕生日が同じだから(//∇//)

美弥さんの色気と、みりおさんの色気とは対局にあると思うのですが、同じ濃厚な色気の持ち主の望海さんともまた違うように感じます。

望海さんが色気でぐいぐい攻めるタイプなら、美弥さんは静かに座ったままでとてつもない色気を放つような。

もちろん美弥さんも唯一無二の特別な男役です。

 

さぁ、最後まで美弥さんを追っかけましょう♫

☆美弥るりかー今後の予定

『夢現無双』『クルンテープ 天使の都』
3月15日〜4月15日 宝塚大劇場
5月  3日〜6月  9日 東京宝塚劇場
ショーは青い海と色鮮やかな花々に抱かれた、南の楽園 タイを舞台に!

そして、千秋楽にはサヨナラショーも開催されるので楽しみですね!

宝塚と東宝の間に、
ディナーショーも開催されます。
4月17日・18日 宝塚ホテル
4月21日・22日 第一ホテル東京
<出演者>光月るう、響れおな、月城かなと、春海ゆう
最高のメンバーですね

.+*:゚+。.☆

瑠璃色とは濃い紫みの鮮やかな青色のこと
美弥さんは褪せることのない瑠璃色の刻(時)を刻む人。

 

望海風斗という海

 

もうすぐ『20世紀号に乗って』が開幕します。
ハッピーエンドとは縁の薄いトップコンビの初のコメディです。
そしてそれは我らがスター望海風斗の宿命かもしれません^^;

望海さんはドラマティックな人生を辿る男が似合うのでしょう。
全ての感情を歌で表現してくれる。

お披露目のクロードの報われない愛への苦悩→苦悩と言ってもこんなの序の口でした・・。
ロペスピエールはギロチンにかかり、土方歳三は戦死、ボリスは亡命者として生きて、
ファントムは撃たれて死んでしまい、次の大劇場公演の吉村貫一郎も・・・(号泣)

そんな望海さんの海にどっぷりはまってしまったら最後、嵐が来ても荒波にのまれても心地よく感じるのですから、有り難いことです。

トップになって夢を次々に叶えていく望海さんですが、その一つが底抜けに明るい役を演じるということでした。
もうすぐそれも叶いそうで嬉しいですね。
望海さんの夢はファンの夢でもあります
唯一無二の人ですから。

 

さぁ、間もなく20世紀号発車しますよ!

 望海風斗ー今後の予定

『20世紀号に乗って』
3月22日〜4月7日  東急シアターオーブ
イケオジ祭り?数々のナンバーにも注目です。

『壬生義士伝』『Music Revolution!』
5月31日〜7月8日  宝塚大劇場
7月26日〜9月1日  東京宝塚劇場
かちゃさんとの同期共演も見どころですね!

 .+*:゚+。.☆
望海さんの海はどこまでも深く、
喜びも悲しみも愛も憎しみさえも
全てを包み込むように深い。

 

海に浮かぶ 花2輪

 

ここで89期生の素敵な娘役さん2人 登場です

純矢ちとせ

入団時は男役だったせーこさん。
妹1は当時をよく覚えていて、なかなかイケメンだったと。
お綺麗ですからね。

せーこさんの皇太后ゾフィーは大好きでした。
威厳あり、品格あり、迫力ある歌声、どれをとっても素晴らしかった。

全く違うタイプの役で、天は赤い河のほとりでのナキア役の秘められた恋の演技も素敵でした。

幅広い役、特に大人の女性を鮮やかに演じられる人、歌える人としての印象が強いです。
残念ですが、せーこさんも次の大劇場公演で卒業をされます。

☆純矢ちとせー今後の予定

『オーシャンズ11』
4月19日〜5月27日  宝塚大劇場
6月14日〜7月21日  東京宝塚劇場
クィーン・ダイアナ役、迫力のある役でぴったりです!

 

沙月愛奈

あゆみさんは、スタイル抜群の素晴らしいダンサー、
男役さん顔負けのかっこよさ、迫力といい他の娘役さんとは一味違う印象です。 

そして若手の娘役さんには出せない味もあって、ダンスのわからない私でも見惚れるくらいです。

まぁ同じ年代の男役さんもガンガン踊ってるわけですからね。

最近ではファントムの従者として12期下の縣千くんらを引き連れてキレッキレのダンスを魅せてくれました。

あゆみさんもこの後は望海風斗さんと同じ東急シアターオーブ組です。

☆沙月愛奈 ー今後の予定

 『20世紀号に乗って』
3月22日〜4月7日  東急シアターオーブ
イメルダ役、ダンスに期待!

『壬生義士伝』『Music Revolution!』
5月31日〜7月8日  宝塚大劇場
7月26日〜9月1日  東京宝塚劇場

 

 七海ひろきという海


宝塚らしい男役スターだと思える人。
誰もが好む美しいビジュアル、爽やかな色気も濃厚な色気も持ち合わせて、常に舞台上でかっこいい人、ワクワクさせてくれる人。

スカステで観たディナーショーでは、舞台を降りた普段のお兄様もかっこいいと言われてましたね。
さりげないポーズだったり言葉だったり。

きっと普段から男役の研究をされているのでしょう。

研究は功を奏します。
かいちゃんの竹中半兵衛は本当に素敵でした。
そして愛すべき喜六かいちゃんにしか出せない味です。
私にとって喜六ちゃんは唯一無二の特別な存在ですが、本来は優しくて包容力のある役が似合うのかな。
トビアスもそんな感じでした。

星組は魅力の詰まった組だと気付いた直後のかいちゃんの卒業発表。
卒業まで1週間切りました。

 

さぁ、最後の幕が降りるまでキラキラ輝いてください!

☆七海ひろきー今後の予定

 『霧深きエルベのほとり』『ESTRELLAS』

 2月15日〜3月24日 東京宝塚劇場
トビアス役

 .+*:゚+。.☆

虹色に輝く海を見たことがありますか?
夢でしか見たことはないけれど、
七海さんの海にはきっと何かがある予感がします。

 

 凪七瑠海という海

 

去年観劇について一つ後悔したのは、かちゃさん主演の『蘭陵王』を観れなかったこと。
美しすぎる武将がぴったりのかちゃさんを観てみたかったことです。

専科に移られてから出演の公演回数が少なくなった感は否めず、かちゃさんご贔屓のお知り合いの方はどれほど喜んでおられたか。

同時に、出演が決まる度にこれが最後ではないかと不安がられる・・それはここ数年の89期生のファンそれぞれの共通の思いでもあります。

さて、かちゃさんはその繊細な美しさから、89期男役の中で、唯一エリザベートという大きなヒロインを演じた人ですね。

高身長で手足が長く下級生の頃から優雅な佇まい。

この方も独特の空気感を感じる唯一無二のスターだと思います。 

望海さんが同期で共演できるチャンスがあるのは、専科のかちゃさんだけでした。
そしてついにその時がやってきました。
壬生義士伝、今日の段階ではまだ詳しい配役が発表されてませんが、2人の共演はとても楽しみです。

 

さぁ、かちゃさんようこそ雪組へ!

☆凪七瑠海ー今後の予定

『壬生義士伝』『Music Revolution!』
5月31日〜7月8日  宝塚大劇場
7月26日〜9月1日  東京宝塚劇場

  .+*:゚+。.☆
瑠海さんの海ははいつまでも透明感のある海
透き通った海の中に何が見えるのかわくわくするのです。

 

 唯一無二

 

宝塚が大好きで夢を見て入団されてから16年、それぞれが、それぞれの場所で輝いて、7名全員が唯一無二の存在として大きな花を咲かせられています。
楽しいことばかりではないでしょう。
16年という決して短くない年月を過ごされている7名は本当に素晴らしいと思います。

私たちはたくさんの夢をいただいています。
いただいた夢は決して忘れません。

夢人の歌詞に、作った夢は消えませんというフレーズがありますが、忘れようにも忘れられないというのが本当のところです。

ありがとうございます。

 

うさぎ