風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

愛月ひかるさん退団発表

星組の愛月ひかるさんが2021年12月26日、星組 東京宝塚劇場公演千秋楽付で退団されます。

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久しぶりの更新になります。

星組へ異動後の愛ちゃんは主に宙組・専科時代に培ってきた男役を極めるべく目覚ましい活躍でした。
星組トップ礼真琴さん、3番手の瀬央ゆりあさんの勢いある95期コンビの間でひときわ大人の色気を放ち、新生星組に新しい風を吹かせました。

『ロミオとジュリエット』ではティボルトだけでなく「死」でも観客に鮮烈な印象を残し、また『エル・アルコン-鷹-』の白い役ルミナス・レッド・ベネディクトも新鮮でとても素敵でした。

ロミジュリ以降、確実にファンも増えての東上公演。
予想どおりマノンはチケ難になり、まさに花が開いたような充実ぶり。
圧倒的な存在感でファンを魅了することになり、トップとは真逆の魅力を十二分に発揮して星組を大いに盛り立ててくれました。

もちろんこれは冒頭で述べたとおり「宙組時代の愛月ひかる」あってこそです。
「おとめ」に書かれている愛ちゃんが好きだった役は、フランツ・リスト、アンリ・ド・ナヴァール、アルベルト・ベディーニ、エロール、ベルナルド、プガチョフと全て宙組出演作品であることからもわかります。

私は宙組時代の愛ちゃんを特別注目していたわけではありません。
気づくのが遅かっただけですが、恵まれた体躯とザ・宝塚な男役美は専科へ異動後の『アルジェの男』を経てますます際立ち、星組へ移ってからは登場しただけで場の空気を変えることができるスターに成長され、俄然星組観劇が楽しみになりました。

再演作品なら礼真琴、愛月ひかるの『紫子』など観たかったです。


しかしながら現状では愛ちゃんの次期トップの座は大変厳しい状況でした。
2番手退団は昔からあってもそれほど頻繁にあることではなかったのですが、最近はそれも普通になりつつあります。

2番手スターは大きな役割を担うことになり、いわゆるトップ路線スターであっても若すぎるとまだその重責を負うのは大変ということもあるかもしれません。

ファンがそれを受け入れられるのかどうかは、そのスターの置かれている状況によっても大きく変わってくるように思いますが、内情がわからないのでファンは突然の発表にいつも驚いてしまうのです。

 

このあと愛ちゃんは宝塚大劇場の千秋楽後の11月3日、4日に第一ホテル東京、7日、8日、9日に宝塚ホテルでディナーショー『All for LOVE』を開催、そして東京宝塚劇場公演の初日を迎えることになります。

宝塚最後の舞台は『柳生忍法帖 /  モアー・ダンディズム!』

お芝居はどのようなものになるのか全くわかりませんが、ショーは岡田先生のロマンチックレビュー!
宝塚歌劇の永遠のテーマである“男役の美学”を追求する“ダンディズム”シリーズです。

先日琴ちゃんが『ネオ・ダンディズム! - 男の美学 -』で元星組トップの湖月わたるさんとの対談されていた時、わたるさんはダンディズムとは大人の色気だと語られてました。

今の星組では色気No.1でクラシカルな美を併せもつ愛ちゃんにとってこの上ない輝ける舞台になりそうです。

サヨナラショーでも愛月ひかるの男役の美学の集大成を魅せてくれることを期待せずにはいられません。

最後の日まで愛ちゃんの輝きを追いたいと思います。

星・うさぎ