花組トップスターの明日海りおさんが退団を発表されました。
花組トップスター・明日海りおが、2019年11月24日の東京宝塚劇場公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』の千秋楽をもって退団することとなりましたので、2019年3月13日(水)に記者会見を行います。
なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせいたします。
2003年、89期生として宝塚歌劇団に入団して今年で16年目。
月組準トップ時代の2年、
花組トップになってからは5年目、
常に宝塚を代表するスターとして活躍されてきました。
残された時間は、宝塚人生を全うするべく完全燃焼されるのではないでしょうか。
大劇場お披露目公演の『エリザベート』から『CASANOVA』まで、ほぼ全作観劇しました。
任期が長いこともあり、5年前のトップ就任時はまだ若く初々しい感じでしたが、作品ごとに演技や歌に深みが出てきて、今は男役としての円熟期を迎えられていました。
カサノヴァはおととい観劇したばかりです。
仙名彩世さんとの舞台は、2人の培われてきた確かな絆を感じられ素晴らしい舞台でした。
花組トップ就任からは肉体的にも精神的にも大変でしょうが、
もしかするとそれさえ気づく間もなく走り続けて来られたのかもしれません。
そんなに忙しい大スターなのに、心に余裕がある方なのか、お話される時は優しくゆるい感じで、いつもほっこり癒されます。
現在の5組のトップの中では、フェアリー系というポジションで、実際にエドガー(フェアリーでは無いですが) はみりおさん以外に考えづらい役でした。
またサヨナラ公演となる『A Fairy Tale』も青い薔薇の精と言うことなので、みりおさんにふさわしいラストステージになるのではないでしょうか。
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覚悟されていたとは言え、今日の発表を受けてどれだけ多くのファンの方が涙されていることでしょう。
今年退団を発表されている89期生は、七海ひろきさんを皮切りに美弥るりかさん、純矢ちとせさんに続き4人目となりました。
先日の宙組退団者といい、今年の宝塚は世代交代の風が吹き荒れています。
形あるものに永遠などないのですが。
最後の日まで美しく艶やかに咲き誇ってください。
花うさぎ