風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

望海風斗さん 真彩希帆さん 雪組トップコンビ退団発表

2020年2月17日、雪組トップスター望海風斗さんとトップ娘役の真彩希帆さんの退団が発表されました。

東京宝塚劇場での千秋楽10月11日をもって宝塚歌劇団を卒業されます。

明日18日には記者会見が行われます。


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去年の夏頃から、少しずつこの日を迎える準備期間を与えられていたように思います。

これは随分助かりました。
発表があるとすれば、東宝の宙組千秋楽後から雪組初日までと思われたので、気持ちの準備だけはしていました。

しかし今「退団」という2文字を目の当たりにして、随分たよりない準備であったなと。
心がチクチクチクチクしています。

それでも今日は、お2人が退団の決意を発表された日として、ここに記しておきたくて
今はただ、望海さんのファンで良かった、
真彩さんが相手役で良かったという気持ちでいっぱいです。

 

2014年、それまで細く長く続いていた宝塚歌劇が私の人生から消えようとしていました。
諸事情で劇場から足が遠のいていて気持ちも離れていたのです。

後ろ向きになっていた私が再び宝塚へ戻って来れたのも、
ブログを書くきっかけを作ってくれたのも、
家族が難病に見舞われて(現在は現状維持) 心が折れてしまった日々に光をくれたのも、

望海風斗さんです。


夢夢しさだけではなく、私が求めていた「タカラヅカ」をガツンと持ってる人。
舞台にかける情熱、深く心に響く歌声、凛々しい顔、男役へのこだわり、自分への厳しさ。

この人の舞台を追ってみたいと思いました。

 

同時に卒業される日まで続けることを目標に、ブログを書くことを決めました。
ブログタイトルの「風」という一文字は風斗さんから。

最初は望海さんと雪組のことだけを書いてました。

そのうち望海さんと同じ時期に、この宝塚で過ごし輝いている他の組の舞台のことも書き留めておきたいと思うようになりました。

望海さんを通してやっぱり私は「宝塚歌劇」が好きなんだと再確認でき、またブログを書くことでお友達もできました。

 

そして望海さんの最高のパートナー、明るく元気でチャーミングな真彩希帆さん。
彼女が相手役でどれほど夢が広がったことでしょう。

真彩さんは、相手役の色に染まる寄り添い型の娘役というよりは、自分の色をはっきり持っている方です。

(20年以上前) はこのような自立型の娘役さんがもっといらしたように思いますが、今の時代では一つの個性と言えるのでしょうか。

その個性は望海さんを輝かせ、同時に自分も輝き、素晴らしい活躍ぶりです。
ファントム、20世紀号、ワンス…どれも全て彼女なしには語れません。

 

望海さんがトップ就任されて1年半頃、真彩さんの印象を雑誌のインタビューで質問され、このように答えられてました。

「私と同じ負けず嫌いで、こちらが言ったことに対して努力で返してくれる人」
「お互いに高め合えている気がします」

信頼関係の厚さと、刺激し合い高め合う、2人の舞台人としての意識の高さを感じ感動しました。

2人の歌声の素晴らしさは言わずもがな、
私の記憶する限り、宝塚史に残る素晴らしい歌声のトップコンビNo. 1です。

 

だいきほファンの私にとって添い遂げというのは一つの夢でした。

望海さんの相手役は真彩さんだけ
真彩さんの相手役は望海さんだけ

2人は私が観たいと思う役を演じ、聴きたいと思う歌を歌ってくれます。

美しさと力強さと希望に満ちた望海さんと真彩さんが大好きです。

 

先日大劇場千秋楽を迎えた『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』では、
2人の迫真の演技に胸が熱くなりました。

そしてその完成度の高さに望海さんが理想とする男役を極められたように思えて、喜びと同時に寂しさも感じました。
寂しさを覚えたのは、完成の先にあるものが頭をよぎったからかもしれません。


舞台を観る喜びを限りなく与えてくれる2人に感謝しています。

望海さんが真彩さんと共に築いてきた雪組と望海さんの愛する宝塚を、再び愛することができて幸せです。

宝塚歌劇団での最後の日の幕が下りるまで、2人が歩む道がひかりふる日々となることを願ってやみません。


雪・うさぎ

 

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