遅ればせながら『Ray -星の光線-』の感想です。
演出は中村一徳先生。
大劇場で観劇したのが2月18日、
新生星組トップコンビのダンス力の高さ、スピーディーで躍動感あふれるショーに魅せられて、その後ライブ配信でも観劇しました。
礼真琴と舞空瞳のトップコンビ
礼真琴と2番手愛月ひかるの新コンビ
礼真琴と瀬央ゆりあの同期生コンビ
トップを中心に全ての歯車が順調に噛み合い回り出し、新生星組が華やかにスタート!
愛月ひかる、綺城ひか理、2人が加わったことで多様な視点から楽しめたことも大きなポイントです。
そしてこの公演は世界の彼氏、華形ひかるさんの宝塚最後の舞台になりました。
『眩耀の谷』の感想はこちらです↓
礼真琴 / 舞空瞳
プロローグで琴ちゃんのシルエットを見て胸が高鳴りました。
Rayの文字はもちろん礼真琴、その瞳が見つめるのは舞空瞳。
お披露目公演はいつだってドキドキしますね。
アルジェの男にモーツァルト、つい数時間前には眩耀の谷も観て礼真琴の実力は十分わかっています、それでもショーはちょっと特別です。
Music Revolution! を感じさせるオープニング。
琴ちゃんはダンスも歌も上手くて引き込まれてしまう。
中村B先生の演出のいつものように皆んなが銀橋に順番に出てくる中詰が楽しくて。
娘役さんのショートヘアーもそれぞれ工夫があって素敵でした。
甘いマスクの琴ちゃんは見た目はフェアリータイプだけど声や表情や所作は男っぽくて、キラキラのハードな衣装でロックを歌うのもかっこよく決まります。
白いターバンでのしなやかな踊りも素敵で本当に宝塚屈指のダンサーです。
ひっとんのダンスも別格ですね。
礼真琴の相手役は舞空瞳しかいないと感じた公演Ray、可愛いくてスタイルよくてキラキラ輝くショースター。
デュエットダンスは星のセレナーデ。
衣装はパステルカラーではなく琴ちゃんの好きな赤と黒。
"礼真琴の心意気"を感じたような、そんな赤でした。
愛月ひかる / 有沙瞳
霊歌(スピチュアル)の場面は黒のスーツにハットの愛ちゃんが最高にかっこいい場面です。
くらっちは赤いミニスカートが素敵で愛ちゃんとの大人のコンビはため息もの。
愛ちゃんの星組異動は大成功だと思います。
お芝居に続いてショーでも礼真琴、愛月ひかる、瀬央ゆりあと、それぞれの持ち味の違いがとてもいい関係を生み出して、
琴ちゃんとせおっちの間に愛ちゃんが入ることでいい感じに締まります。
くらっちは可愛くも色っぽくもなれる人。
雪組時代の映像を観ていると歌唱力も演技力も着実にアップしていて成長の跡が見えるのは素晴らしい。
声が綺麗なので歌も耳に心地良く響きます。
今までどおり新生星組でも大活躍してほしいですね。
瀬央ゆりあ / 華形ひかる
せおっちが中心となる場面、金星の輝き、キリッとした舞台映えする男前、
歌もダンスもかっこよくて最近のせおっちは自信に溢れているように見えます。
このシーンにせおっちファンの息子がどれほど喜んだか。
お芝居でもショーでも存在感がありグイグイと勢いがありました。
次回作シラノ、ロミジュリではどうなるのか、引き続き大注目です。
さて、霊鳥では銀橋にひとり赤いチャイナのみつるさん。
美しくて力強いシーンです。
かっこよくて泣ける。
はるこさん(音波みのり)とのシーンも素敵過ぎて泣ける。
宝塚の舞台でもうみつるさんが観られないことに泣けます。
みつるさんの数々のお芝居も大好きでした。
これからの人生も輝きに満ちていますように祈ります。
その他の皆さん
・美稀千種さんのソロ歌唱が渋くて素敵でした。
・みっきぃ(天寿光希)が白いターバンではるこさん(音波みのり)と一緒に出てくるシーン、美しくて落ち着きがあって2人の並びにうっとり。
・ほのかちゃん(小桜ほのか)の歌はやはり特別だと感じたオリンピアのロケット歌手。
・フェナーレのぴーすけ(天華えま)からのしんくん(極美慎)への歌い継ぎ良かった。
・あかちゃん(綺城ひか理)はお芝居に続いて星組への馴染み方が素晴らしい。
・天飛華音くんの活躍ぶり、気になる人!
・最後に万里柚美さん、星組生としての最後の舞台もやはり美しく存在感のある方でした。
専科でのご活躍を楽しみにしています。
星組への期待
星組は新たな黄金期を築いていくような予感がします。
安定感あるトップ、大人で頼れる2番手、成長著しい中堅スター、キラキラの若手、実力ある娘役と、バラエティ豊かで楽しみです。
一人ひとりが星の光線にキラキラ輝いていてまさに星のRay軍団⭐︎
素敵なレビューをありがとうございました⭐︎
星・うさぎ