11/2ひこね市文化プラザでの『はばたけ黄金の翼よ』レポです。
ネタバレあります。
原作は粕谷紀子氏の劇画『風のゆくえ』
ドラマティックなストーリーに反して静かで柔らかなタイトルです。
初演より原作に近づき10分尺が伸ばされたことで、ストーリーの流れなどは分かりやすくなったように感じました。
古き良き少女漫画の世界が蘇ってきて懐かしさもあり、現実から離れて愛と戦いの物語に浸ることができました。
のぞ様のヴィットリオ、やっとです!
楽しみ!!!
望海風斗 / ヴィットリオ
まず顔がとてもいいです。
ヴィットリオの強さや男らしさが望海さんのキリッとした美しい顔によく合っていて、とーっても凛々しく素敵でした。
話題のチリチリヘアーも難なくクリアどころか、凄く似合ってました。
豪華だけど仰々しい衣装も全てすっきりとした着こなし、マント捌きも完璧!
この作品は麻実れいさんの印象がとても強かったですが、望海さんとヴィットリオは予想以上に見事にマッチして、勇猛果敢な男っぷりが最高でした♡♡♡
クラリーチェへの愛
ヴィットリオはクールで俺様で終始かっこいいんですけど、クラリーチェにメロメロなところがとても可愛くて、そのことがファルコや皆んなにもバレバレなところも可愛いのです。
政治面において冷血なヴィットリオとは全く別の顔のギャップに、クラリーチェも(私たちも)翻弄されっぱなしです。
冷血さの中に垣間見る優しさや可愛さ、同時に存在する二つの微妙なラインの演技が上手いんです、望海さん!
愛の人、ヴィットリオ
巷では、望海さんの役柄は致死率が高いというところが注目されがちで確かにそうですが、私はむしろ「愛の人」というイメージの方が大きいです。
どの役も(ボリス以外)ヒロインへの愛に満ちていて、
どの歌にも愛が溢れていて、
どの作品も泣けました。
「死」というのは、その先にがあるかないか、という括り。
クラリーチェへに対してもそう、
霧の中で感じた心のときめき、拉致され毒を飲まされた時のうろたえ、裏切られたと知っていても剣を捨て自分を差し出す、そして最後の抱擁まで、どれ一つとっても「愛の人」です。
真彩希帆 / クラリーチェ
大人っぽい謎めいた女性や個性の強い役が多く何でもこなしちゃう真彩ちゃんですが、今回はとっても可愛いプリンセス⭐︎
ドレスはもちろん、途中髪をショートにして少年の格好もどちらも似合っていて、チャーミングという言葉がぴったりな可愛い人だなぁと思います。
そんな可愛いクラリーチェですが、剣の練習をする気丈なところや、
いざとなれば自ら髪をバッサリ、少年になり切る潔さはかっこいい。
真彩ちゃんのお芝居が好きです。
クールな役よりむしろ今回のように、泣いたり怒ったり笑ったりと表情がくるくると変わる役の真彩ちゃんが面白くて、表情豊かなので目が離せなくなります。
最近、右目で望海さん、左目で真彩ちゃんを同時に観られる術を習得しました。
←嘘です(^人^)
ハッピーエンドへと羽ばたく
私たちの心を捉えて離さないふたり。
傷つき眼帯をしている王子様(若き領主)と、自由に羽ばたきたいお姫様。
『エリザベート』のフランツとシシィは嵐を乗り越えることが出来なかったけど、
ヴィットリオとクラリーチェは嵐を恐れず立ち向かいハッピーエンドへと羽ばたいて行く。
ラストシーンで歌うヴィットリオの声の優しい響きが会場を包み込みます。
ああ 君を想い
ああ 君を愛す
その甘い歌声に包まれて幸せを隠せないクラリーチェ。
もう羽ばたく先はヴィットリオの胸の中!
はぁ…♡
いつものことながらこの作品で望海さんが歌う3曲全て歌い方がまるで違います。
「はばたけ黄金の翼よ」は力強く雄々しく
「ああ君を愛す」は甘く優しく
そして2人で歌う新曲「風のゆくえ」のだいきほのデュエットの素晴らしさ。
2人の歌声に音楽の天使がついていると確信する瞬間。
風はどこからやって来て、どこへ行くのか誰もわかりません。
ですが2人はこれからも風に乗って翼を広げて大空を飛んで行くのだろうと思わせてくれる素敵な歌です。
ヴィットリオとクラリーチェが運命に翻弄されながらも、力強く生きていくところは観ていて気持ち良かったし、
今まであまりなかっただいきほの新しいタイプの舞台に魅了された至福の時間でした。
ひこにゃんに癒されたのぞ様
この公演には彩風咲奈さんを筆頭にハリゴシメンバーが多数観劇されてました。
MR、ショーでの望海さん客席降り。
咲ちゃんをギュッとハグして場内は大喝采!
その後ペンギンさんみたいな歩きののぞ様、
ひこにゃんの物真似だ!笑
可愛いんですよ〜ホントに♡
最後のご挨拶
奏乃はるとさんに、望海さんが昨日ホテルに荷物を置いて猛ダッシュでひこにゃんに会いに行っていたと紹介される望海さん。
望海さん、
ひこにゃんには凄く癒されて、今日舞台に立つことができました、と。
✽:.。..。.:+・゚・
ひこにゃん、確かに癒されますね。
動きはあのようにヨチヨチ歩きなんですね、知りませんでした。笑
湖の国で観劇
彦根へは今まであまり来る機会がなかったのですが、彦根城や城下町は情緒があって雰囲気のある素敵な街ですね。
「夢京橋キャッスルロード」や「四番町スクエア」などもたくさんお店が立ち並び楽しそう。
是非また訪れてみたい街です。
私にとって昨日の『はばたけ黄金の翼よ/Music Revolution!』は初日にして楽日でしたが、その大切な公演を湖国で観劇することができました。
全てのチケットの神様に見放された私と妹を救ってくださったA様に感謝します。
開幕前にはブロ友さんと、終演後にはTwitterフォロワーさんと、ホントに短い時間ですがお会いすることができました。
(歳は食ってても)人見知りで、なかなか自分からお話しがけできないので交流していただけてとても嬉しいです。
感想の続きはまた後日書きたいと思います。
雪・うさぎ