風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

思い出の宝塚ホテルへ宿泊〜初観劇の友だちABCと[雑記]

 

思い出深い宝塚ホテルでの宿泊日記

メンバーは非ヅカオタの友達3人と私

観劇予定はなし

…の筈だったのに、

翌日は4人で宝塚ホテルからウィーンのホテルエードラーへ移動していた。

 

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宝塚ホテルへ泊まろう!

 

子供の手も離れたこともあり年に1度、友達と4人で1泊旅行をしている。
高校からの長い付き合いで気を使わないメンバー。

今年は私の提案で宝塚ホテルで宿泊。
と言っても、観劇の予定はなし。

友達3人(ABC)は宝塚ファンではない。
友Aは以前観劇したけれど顔の区別もつかずに終わったそう。
友BとCは未観劇。

私がヅカオタなことは知っているし宿泊地は宝塚。

だけど特に誰からも観劇の話題が出ないので興味がないと思い、あえて観劇の誘いはしなかった。

お天気が良ければ翌日は神戸の方でも行こうかな?くらいのざっくりプラン。

宝塚ホテルは今farewell期間。

お得な宿泊プランを見つけたので皆に呼びかけたのだけど、個人的に最後に一度泊まっておきたいという思いもあった。

 

花の道から

 

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待ち合わせは現地宝塚ホテル。

ひとり宝塚駅で降りた。
水曜日の宝塚の街はいつもより静かだ。

街並みには昔の面影はない。

宝塚駅を出てすぐのところに歌劇団のスターの写真やふぁん紙など売っている小さなお店があった。
大劇場へ向かう前にわくわくしながら絶対に立ち寄ったお店。

マンションもホテルもなかったのんびりした当時の街の風景が今も目に焼き付いている。


ファミリーランドは子供が小さい頃連れて行ったけど、私自身も小さな頃遊んでいた。
観劇の前後に行くことは大きな楽しみだった。

その前の辺りだったか(うろ覚え)友会や喫茶があった、、と思う。

あと楽屋口の辺りだったか、ちどりという食堂があって、生徒さんがよく利用されていた。
他にもいくつか、いわゆる「喫茶店」があったけど名前が出てこない。

景色はすっかり様変わりしたけれど花の道は相変わらずのどかだ。

お天気が良くて気持ちいい。
向こうから豆柴ちゃんがお散歩、「こんにちは!」

 

宝塚ホテルの思い出


外観は華やかでお洒落なヨーロピアンスタイル。

宝塚の街並みに美しく溶け込むクラシカルでお洒落な佇まいはずっと私たちの憧れだった。

待ち合わせまでまだ時間がある。
少し中を散歩してみよう。


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ホテルでのディナーショー、お茶会、ランチ、友達の結婚式と、その時々の思い出が蘇る。

つい最近、今をときめくスターさんとエレベーターで乗り合わせたこともあった。

建物は随分古くなったけれど、ルネサンス風の建築、細かいところへのこだわりはとても素敵だ。


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余談だが今年の4月の話。

私が長らく宝塚から離れていた頃は当然ホテルへ来ることもなかった。
観劇を復活してからも南口駅に降りることがなかったのだけれど、あの日は◯十年ぶりに南口駅で降車した。

一瞬方角が分からなくなり(方向ド音痴)キョロキョロしていると、どなたか声をかけてくださった。
美しい方。

道を教えていただきながら、お顔を拝見する…。
『私はこの方を知ってる…』
心の中で遠い記憶を辿っていた。


説明が終わったあと、その方と今から観る公演について立ち話をしていたら「私も昔は生徒だったの」とおっしゃった。

やっぱり。
でもどなたか思い出せない、、。

その方は宝塚ホテルへ入って行かれて私は大劇場へと向かう、その橋の上で思い出した。

星組にいらした新城まゆみさんだ!
多分…間違いないと思う。
お話している間に思い出せなかったことが残念だった。

お綺麗で優しくさばさばとしたかっこいい方だった、今も昔も変わらない。

嬉しい出来事だった。

 

観劇したい!

 

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友達3人がホテルへ到着したのでチェックイン、部屋へ向かう。
3階の和室だ。
夕食まで時間があるので南口駅周辺をぶらぶら。

戻って来てお待ちかねのバイキング。
予想以上に品数が多く美味しくて皆んな大満足!


と、そこへ友達Aがお知り合いに遭遇。
その方もお友達と宿泊され、明日は観劇されるそう。

そこから、私たちの運命が怒涛の如く変わって行く。


友達Bがぼっそりと、
「主人に、宝塚行くのに宝塚歌劇も見んと何しに行くねんて言われた」

続く友達C
「一回宝塚観たいわ」

えええ⁉︎
そうやったん⁉︎

友達A
宝塚て毎日やってるん?今日とか明日もやってるん?」

・・・・。

宝塚歌劇はたま〜に公演があると思っていたのかな?

これは完全に私のミス。
興味がないと思い込まずに聞いてみれば良かったね。

ごめんよ、ABC…。


部屋に戻ってダメ元で一般チケットをチェックしてみた。

あ!
A席が4席横並びでそこだけ空いているではないか!
何という奇跡!☆

皆んな声を揃えて「行きたい!」

光り輝く4席をポチポチポチポチした。

そこから月組についてと、キャラクターについて(私は観劇してたので)簡単に説明して眠りについた。


因みに私は枕が変わると眠れず、この日も一睡も出来なかった。
いつものことやからな。

一泊ならまだいい。
海外に行き更に時差ぼけが加わると、脳内の何かが外れてしまいずっと時のない世界を彷徨っている感じで過ごすことになる。
←見た目は普通に飲んだり食べたり笑ったりできる。

明日に備えて皆んな、ぐっすりよ〜う眠ってた。
良かった、良かった。

 

月組公演観劇だ〜!

 

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BとCは生まれて初めて大劇場に足を踏み入れる。
少し早めに行って皆がお店を見ている間に私はチケットを取りに行く。

ロッカー(中)を一つ借りて荷物を入れて身軽になり、それぞれオペラグラスを借りて、席に着く。
『I AM FROM AUSTRIA11時公演の幕が開いた。


そして(展開が早いが→)幕が降りた。
皆んなとても楽しめた様子。


ざっくり、ABCの声を纏めると

ストーリーがわかりやすくて面白かった。
マッチョ君大好き!
2番手が天海祐希に似てた。
トップの人優しそうで2幕は特に良かった。
トップの女役の人の歌声が本田美奈子に似ていて綺麗ですごく好き。
パパがいい人
マッチョ君のまさかのフェリックス♡が受けた。

などなど。


大満足の様子に私も嬉しかった。

以前顔の区別がつかないと言っていたAも、オペグラのおかげで今回はクリア!
Bはご主人と一度一緒に観劇したいそう。
ダンスの得意なCは流石にダンスシーンの見方が私と違って鋭い。

色々と面白い質問も飛び出してきて刺激的だ、最高だ。


その後、劇場内のステージスタジオ(扮装)を見て皆んな大興奮。
とうとう来年、撮りに来ようということが決まった。

もちろん写真は誰にも見せられず、こっそり自分だけで見てこっそり笑うことになるだろう。
私の場合。


この旅行で観劇できてたことは本当に大きかった。

皆んなの心に楽しかった思い出としていつまでも残るといいな♪

 

ありがとう、宝塚ホテル


今年で93周年になる宝塚ホテルは1926年(大正15年)に開業、
2020年3月31日に幕を閉じ、5月14日に新生・宝塚ホテルへと移転開業する。

宝塚歌劇と共に華やかな歴史を刻んできた。


旧宝塚大劇場がなくなる時もそうだったけれど、形は変わっても新しく生まれ変わることでずっと生き続ける


ホテルエードラーのように新しい時代へ羽ばたいていくのだ。

今は寂しい思いも待ち望む思いもどちらも大切にしたいと思う。

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うさぎ 

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