風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

明日海りおラストデイ〜東京宝塚千秋楽ライビュ感想

 

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『A Fairy Tale / シャルム!』千秋楽

 

花組トップスター明日海りおさんの宝塚ラストデイ。
ライブビューイングにて最後のお別れをしました。

私の街の映画館にも薔薇の精は来てくれました。
私はこの日を忘れません。

この公演は2度舞台で観劇する機会がありましたが、観る度に泣ける場面が増えていきます。

私にとって『青い薔薇の精 』はストーリーの細かいことはさておき、物語の中で美しく咲くみりおさんの青い薔薇の精が好きでした。

この世の人ではないものを「明日海りお」ほど上手く(違和感なく) 演じることのできる人はいないと思う。
なので最後の舞台が薔薇の精のエリュ役であったことは本当に良かったです。

そして『シャルム!』で美しい宝塚の男役・明日海りおを堪能することができたので、満足度の高いラストステージとなりました。

 

以前観劇した時に書いた感想です。↓

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公演終了後に明日海りおさんのサヨナラ ショーがありました。

 

サヨナラ ショー

 

エリザベート 

宝塚幻想曲

カリスタの海に抱かれて

新源氏物語

金色の砂漠

メサイア

EXITER!!ー客席おりー

Melodia(柚香)

CASANOVA

ポーの一族
 時の輪
 水車の曲(明日海・華デュエダン)

Sante‼︎ (芽吹 白姫 乙羽 城妃)

BEAUTIFUL GARDEN

Happiness

Delight Holiday


 今となればどの歌も懐かしく、全ての曲に明日海りお魂の息吹が感じられます。

そしてどの役もみりおさんが愛しファンが愛した役でした。

また本日みりおさんと共に卒業される芽吹幸奈さん、白姫あかりさん、乙羽映見さん、城妃美伶さんら4人で歌うSante!! 

最後まで皆さんとても素敵な娘役さんでした。

 

4人のトップ娘役

 

長期トップといえど4人も相手役が変わり、相手役さんが固定することはなかったけれど、それぞれとの舞台に心に残る作品があったと思います。

蘭乃はなさんとの『エリザベート』華優希さんとの『青い薔薇の精』はそれぞれ1作のみになりましたが、お披露目とサヨナラという大きな舞台を演じあげ印象付けました。

花乃まりあさんとの『金色の砂漠』仙名彩世さんとの『CASANOVA』はコンビ作品としてとても素晴らしかったです。

また、サヨナラショーにはありませんでしたが、再演に心躍らせた『あかねさす紫の花』みりゆきも秀逸でした。

 

舞台挨拶は紋付袴で

 

みりおさんは最後の大階段を紋付袴で降りてこられました。

お花渡しは、組からは柚香光さん、同期生からは宝塚では望海風斗さんでしたが東京では羽桜しずくさん。

舞台挨拶で「宝塚にすべてを捧げてきました。男役として生きることに自分をかけてきました。」と心からの言葉を聞いた時は言葉の重みに思わず胸がきゅんとしました。

また「身も心もふくよかになった」という言葉にみりおさんの満たされた心と男役としての達成感を感じました。

 

明日からも清く正しく美しく

 

みりおさん、たくさんの夢の舞台をありがとうございました。

私たちの胸の中にいつまでも生き続け、お言葉どおりに夢の続きはまた次の世代へと受け継がれていくのですね。

また「宝塚に残る方たちが恥ずかしくないように明日からも清く正しく美しく生きてまいります」とOGとしてあるべき姿を語られていたのも印象的でした。

そして男役としてファンに最後の投げキス「受け取れよ‼︎」

最後までかっこよく楽しく素敵なみりおさんでした。

第27代 花組トップスター 明日海りお本日にて任務を終了します。」(ニュアンス)と言われましたが、17年間本当にお疲れ様でした。

 永遠に輝ける美しいスター明日海りおさんに寄せて。

 

花・うさぎ