風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

月組『エリザベート』感想 ① 珠城トートの「死ねばいい」

 

あまりにも有名なトートのセリフ「死ねばいい」
決まらなければ、セリフだけが宙に舞い上がり、観る者のは地に落ちてしまいます。


珠城トートの「死ねばいい」は、チカラある響きで、私のをしっかり掴んでくれました。

このセリフについてはまた後ほど(^_−)− 

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こんにちは。 月うさぎです。
月組『エリザベート』観劇感想①です。
今日は珠城トートについての感想を書きたいと思います。
(内容やセリフなど触れながらになります)

 

 登場シーンの印象

 

1番ドキドキする瞬間です。


珠城トートは体格が良い方なので存在感があります。
髪型は金髪ロングソバージュのゴージャス系。
これは、トート役の顔立ちや体系とのバランスを取りながら、試行錯誤して決めるのでしょうね。


以前、朝夏トートが黒髪ストレートで登場した時は新鮮で素敵だった印象が残っています。
私はわりとスッキリ系が好きなので、珠城トートが後ろで束ねている時の髪型が良かったです。

顔色はかなり白めのトート。


歌い出しの声や雰囲気は包容力や優しさを感じさせるものでした。
それは意識してなのか、珠城さんから滲み出るものなのかはわかりません。

 

トートに優しさは必要なのか


私の理想のトートは、「普段はクールでシシィに関してのみ情熱的」
トートに優しさは必要ない。

と、思ってました。1幕が下りるまで。

トートに優しさや包容力を求めるかどうかは、観る人がそれぞれに決めることです。

ただ、必要ないと思っていた私が、2幕の途中から段々と珠城トートの包み込むような大きさや、優しい雰囲気が心地よく感じていきます。

最後の方では本気で珠城トートに連れてって欲しいと思いました(๑˃̵ᴗ˂̵)
単純な自分に笑えますが。

とても大切にしてくれそうな感じがしますね❤︎

トートとして、好みは大きく分かれるかもしれません。

皆さんはどのように感じるでしょうか。

 

1幕  シシィとの出会いから

 

 話を戻して、シシィがロープから落ちて冥界へ迷い込む場面
椅子に座って現れるトート、非常に美しいです。

ただ黙って座っているだけなのに、全てを包み込むような空気感。
やはり、これは珠城さんの醸し出す雰囲気なのかなと。


1幕の大きな見せ場となる『最後のダンス』
結婚式の日に舞踏会で、クールなトートがシシィにアプローチして、激しく歌い踊る場面。
ここはもう少し声に迫力がほしい感じもしました。
これから更に熱くなっていくことを期待します。


♪ 愛希シシィについてはまた別で述べたいと思いますが、改めて2人はぴったりで素敵なコンビだと思いました

お転婆な感じの可愛いシシィと大きく包容力のあるトート

思い出したら涙が出てきそう( ;  ; )

 

2幕  「死ねばいい」


さて、私が抱く「クール1本  時々 情熱」という標語のようなトート像 (๑˃̵ᴗ˂̵)

違うタイプの珠城トート。

それはそれで興味をもって観ていましたが、先述したように2幕になってから少しずつ心を動かされていきます。

 

医者になりすまして現れるトート
ここのシーンのやりとりで発するのが冒頭のセリフです。

「死ねばいい」

人間的に考えると、これ以上ないくらい酷い言葉ですが、トートの立場で考えてみると、一種の愛の告白になるのでしょうか。

「死ねばいい」=「俺についてくればいい」

みたいな。

違うのかな?

それとも気づくのが遅い?

まぁ私は今回初めてそんな風に感じたわけです。

ここの珠城トートが素敵なんですよ。
ぐいぐいと押してくる力強さ。

今までとは違うトートにハッとする。

 私がシシィなら、取り敢えずこの辺でついていきますわね

ここで落ちないエリザベートはやはり只者ではないと思った〜


珠城トートの「死ねばいい」

言葉にチカラがありました。
とても良かったと思います。


「闇が広がる」
大きな場面を見逃してしまいました(๑˃̵ᴗ˂̵)
登場場面が多くないルドルフに集中するあまり、ここでのトートのことをあまり覚えていません ^^;

1番好きなシーンなのに。
ごめんなさい。
暁ルドルフについてはまた今度。
もう一度観劇予定があるので、その時はトートに集中します。

もちろん、全く覚えてないわけではありません(^-^;

歌に関しては1幕より2幕の方がより安定感を感じました。


エピローグ
物語の最後の最後、トートの元へたどり着いたシシィ

白い衣装がとっても綺麗です。

2人の並びに涙が出そう・・

何て素敵なシーンなんだろう。

 

フィナーレ


ここもしっかり目に焼き付けたいところです。
いつものごとく華やかですが、特に印象に残ったのは「最後のダンス」をアレンジしてのたまちゃぴのデュエットダンスですね。

珠城さんの圧巻のリフト、かっこいい!

まさに、2人にとっての最後のダンス

〜またもや 涙

*:,.:.,.*:,.:.,.*:,.:.,.。*:,.:.,.。*:,.:.,.。


珠城トート、当たり前のことですが、珠城りょうさんの持ち味や個性がそのまま出ている感じのトートでした。

ポンとハマる方もいれば、自分のイメージするトートと違うと感じる方もいるでしょう。
また、私のように最初は違うと感じていても、徐々に珠城トートに魅せられていく方もいると思います

 

妖しさや恐ろしさはあまり感じないかもしれない。

だけどずっと愛する人を見守り待っていてくれる。

その人がいつか辿り着く港で。

そんな、大きなトート。

 

*:,.:.,.*:,.:.,.*:,.:.,.。*:,.:.,.。*:,.:.,.。

 

これから観劇予定のある方は楽しみにしてください。
いろいろとアレコレ感じることが観劇の醍醐味ですね。

わたしはまた珠城トートに会えるのが楽しみです。

あと、今回ところどころ演出が変わったかな?という箇所がありました。
少し曖昧なので割愛しましたが、そこも楽しみな観劇ポイントになるかと思います^ - ^


次回は愛希エリザベートと美弥フランツについての感想を書きたいと思います。


かなり長くなりましたが、最後までお読みいただいてありがとうございました ♪