『20世紀号に乗って』配役発表
雪組『20世紀号に乗って』のキャスト発表されました。
別箱ですが、だいきほ初のコメディ、雪組にとっては早霧せいなさんのサヨナラ『幕末太陽傳』以来のコメディとなりますね。
『ファントム』で大きな感動を呼び起こした雪組が一転、シカゴからニューヨークへ向かう高級列車を舞台にどんな夢の舞台を観せてくれるのか、大いに期待できそうです。
登場人物は・・・
オスカー・ジャフィ 望海風斗 落ち目のプロデューサー
リリー・ガーランド 真彩希帆 オスカーの元恋人、女優
ブルース 彩風咲奈 リリーの現在の恋人
フラナガン 彩凪翔 車掌
オーエン 朝美絢 宣伝マン
マックス 縣千 売れっ子プロデューサー
Dr.ジョンソン 久城あす
オリバー 真那春人 オスカーのマネージャー
ヒラリー 朝月希和
レティシア 京三紗 製薬会社パトロン
翔ちゃんの役フラナガン、どうしても思い出せなかったのですが、車掌さんのお名前のようですね^ - ^
以前の記事にも書きましたが、映画バージョンは登場人物の多くがユニークなおじさま・おばさまたち♡
もちろん宝塚の舞台では、美オジ、イケオジになるでしょうが、ストーリー的には残念オジ感も出して欲しいような。笑
美しい故に難しいかもしれませんが、演出と、雪組メンバーの演技力に注目ですね^ ^
1930年代のアメリカ映画
さて、このストーリーの時代設定は1930年代のアメリカです。
この時代の映画は「ハリウッド黄金期」と呼ばれていて、アメリカでは数々の名作が生まれています。
そんな中、この舞台の映画版『特急20世紀』も1932年(昭和7年)が制作されました。
それから46年後、1978年にブロードウェイミュージカルとなって初演。
更にその12年後、1990年に日本で初演となりました。
この映画が作られた同年代のアメリカ映画で、宝塚で舞台化されたもの3作品紹介します。
①1932年『暗黒街の顔役』
アル・カポネをモデルにしたギャング映画です。
これは1983年に『スカーフェイス』としてリメイクされています。
宝塚でアル・カポネと言えばもちろん望海さん☆
アル・カポネを主演に持ってくる宝塚も凄いし、それを見事に演じた望海さんも見事でしたね。
望海カポネにもあった顔の傷、そこからスカーフェイスというニックネームがついてますが彼自身この呼び名を嫌っていたそうす。
危険人物には違いないものの、様々な、愛すべき顔も持つ男として映画やドラマが数多く作られています。
②1932年『グランド・ホテル』
ヴィッキイ・バウム作の小説を舞台劇にされて、その大ヒットを受けて映画化されました。
これも『グランドホテル』として宝塚では2度再演されてますね。
初演は涼風真世さんのサヨナラ公演
再演は珠城りょうさんのお披露目公演
映画は第5回アカデミー賞の最優秀賞受賞作に選ばれています。
③1939年『風と共に去りぬ』
マーガレット・ミッチェルの長編時代小説を映画化。
3時間42分という大作で、私が今までで1番衝撃を受けた映画です。
スカーレットの力強い生き方が当時の日本女性の憧れとなり、大ヒット映画作品になりました。
舞台は宝塚でも繰り返し再演されていますね。
宝塚のレット・バトラー役者と言えば、やはり轟悠さんが印象的でしょうか。
舞台に期待すること
気になるナンバーですが、以前リリー役を演じた大地真央さんによると、素晴らしい楽曲だけどかなりの難曲で苦労されたとか。
映画ではもちろん歌はなく、ストーリーの後半は若干ドタバタ感もありましたが、
舞台では音楽やダンスが効果的に使われ、だいきほの魅力が最大限に生かされるはずです。
またレトロで豪華な舞台美術、1930年代のセレブな衣装も楽しみですね。
この公演、チケット難でライブ・ビューイングを望む声が多数聞こえてました。
なぜ上映されないのか不思議です。
私も今回ばかりは舞台での観劇は諦めてましたが、何とか最後に乗車券を手にする事ができて遠征することになります。
雪組のエリックやキャリエール、フィリップたちがどんな変貌を遂げるのか。
また、本来このミュージカルの主演はリリー・ガーランド、真彩さんの歌もたっぷり聴けそうです。
ライビュの件では、私も劇団に要望を送りましたが・・・何とかならないでしょうか。
皆さんの願いが、希望の20世紀号に乗って届けば良いのですが。
雪うさぎ