愛希れいかとエリザベート
愛希れいかさんの最後の舞台となる『エリザベート』
昨日、宝塚大劇場の千秋楽の幕がおりました。
強くて美しい、私の求めるエリザベートでした。
今一度、振り返ってみたいと思います。
シシィの「自由さ」とちゃぴさん
皇后になっても馬に乗って駆け回りたかったシシィ、少女時代はかなりお転婆でしたね^ - ^
自由に羽ばたきたい元気なシシィと、ちゃぴさんの個性が私にはピッタリ重なりました。
それもあって、少女のちゃぴシシィの無邪気な可愛らしさを、とても自然に受け取れました。
自由を愛し求めることが、後にシシィを苦しめる要因になるとは思いもよらない、そんな幸せな少女時代です。
シシィの「強さ」とちゃぴさん
ストーリーの軸となるのはエリザベート。
彼女を中心に、黄泉の帝王やハプスブルク家の人々、ウィーンの市民、ハンガリー国民が動いて行きます。
皆んなシシィの言動に、てんてこ舞いです^^;
なので、私はフランツに寄り添うだけではなく、良いも悪いも強さを併せ持つ皇后シシィが好きなのです。
ここもちゃぴさんの持ち味を生かせると思いませんか?^ - ^
私はそのように感じました。
幾たび試練にあってもトートになびかず、ゾフィーに立ち向かい、フランツには自己主張する。
自分を見失わずに悠然と生きようという姿勢を、ちゃぴシシィはグイグイと気持ちよく演じてくれました。
ラッキーなことに、月組『エリザベート』は1度目より2度目、3度目と観る度ごとにハマっていきました。
シシィの「孤独」とちゃぴさん
ストーリーの始まり、蘇ったハプスブルク家の人たちがシシィの人物像を語ります。
その中に、
はにかみやだった
人嫌いだった
という証言がありますね。
それぞれの立場から見たシシィ像は色々ですが、根底にあるのは「孤独」
どんなに地位が高く、美しい宮殿に住もうと、美貌があろうと、ずっと孤独だったように思えます。
ミルク風呂なんて夢のようなのに。
ちゃぴさんから「自由」と「強さ」は感じられるけど、「孤独感」 はあまり想像できませんでしたが、
病院訪問の場面も、ルドルフが亡くなってから終盤のボートの場面もホロリとなりました。
あの場面の美弥るりかさんとちゃぴさんは素晴らしいですね。
フランツを拒否して、喪失感や絶望感などがより強く出てきて、トートの方へ向かう準備が整って行くように思えました。
今更ですが、シシィの地上での孤独と悲しみが極限に達した時、心からトートを求めた(愛した)という解釈で良いのでしょうか。
最後の場面で、トートの元へ行き、安らぎを得たちゃぴシシィの表情を観て、胸がいっぱいになりました。
ちゃぴさんのエリザベート
先程発表されたライブ中継の追加会場の中に、うちのすぐ近所の映画館があってびっくり❤︎
宝塚、そして『エリザベート』 、すごいですね。
ちゃぴさん、素晴らしいエリザベート、ありがとうございました♡
東京宝塚劇場でも美しい花を咲かせてください。
1度目観劇後のちゃぴさんの感想です↓
www.wind-waltz912.com
月うさぎ♡