風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

雪組『ファントム』感想⑤ 注目の役〜永久輝せあ、舞咲りん、縣千など

 

主要人物を支え深める役

 

『ファントム』感想⑤です。

『ファントム』には、主演級でなくても、
物語に厚みを加えて、主要人物を際立たせ、
深みを持たせる、注目の役がたくさんあります。


例えばキャリエールには、
若き日のキャリエールやエリックの母ベラドーヴァが。

クリスティーヌには、敵役カルロッタ

エリックには、従者(5名)たち。

 

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永久輝せあ・朝月希和


若き日のキャリエールを演じるのは永久輝せあ(ひとこ)さん。
エリックの母ベラドーヴァに朝月希和(ひらめ)さん。


キャリエールが過去を振り返る場面ですが、彩風咲奈さんの語りがいいですね。
ソフトで落ち着いた口調で、切なく悲しいストーリーを語ってくれます。

ここは、エリックの生い立ちを知るとても重要なシーンです。


ベラドーヴァのひらめちゃん。
愛する人に裏切られた悲しみを受け入れることができず、
愛しいエリックの傷を美しいと言う。
もしかしたら彼女には見えてなかったのかもしれません。
その全てをセリフではなく、歌で表現しなければならない。

ひらめちゃんは歌がとっても良かった。
それだけにとてもベラドーヴァが悲しく哀れに感じられて切なかったです。


若い日ののキャリエールのひとこちゃん。
やはり華がある。
1幕のセルジョ役の時も出てくると舞台が明るくなりますね。

2役のうち、印象に残ったのは2幕の若いキャリエール役でした。

難しい役ですが、ひとこちゃんなら出来ると思ってました。
たった1シーンでキャリエールの弱さや、どのようにしてエリックが誕生したしたのか、全ての悲劇の始まりを演じることになるので、ここでの表現力はとても大切ですね。

この場面を経て彩風キャリエールの背負っているものを理解することで、より深くこのストーリーの中に引き込まれていきます。


話は逸れますが、永久輝せあさん。
来年のバウ主演も決まっていて、与えられた役を着実に演じる力をつけていると思うので、もう少し大きな役が欲しいところです。
今後のことを考えると、場合によってはひとこちゃんの他組異動の可能性も頭をよぎらないではない。

今の雪組メンバーが作り上げた舞台が素晴らしいだけに、翔ちゃんやあーさの役がわりの意味も含めて、今回の公演は感慨深いものがあります。

 

舞咲りん


カルロッタは完全に主要メンバーですね。
コミカルな面も担当の悪役。
歌の演技もすごくお上手なんですね〜
とっても難しいでしょうが、全く難しさを感じさせないのはお見事。
その上、役がわりのイケメン旦那を操るあざとさも必要。


今の時点で、朝美ショレしか観ていませんが、絶妙なコンビで観客の笑いを誘い、
クリスティーヌには気持ちいいテンポで意地悪をグイグイと。
今回の役作りはとても素晴らしいと思います。
すでに評判を博している彩凪ショレとのやり取りも楽しみです^ - ^

 

従者たち


かっこいいですよ〜〜
前作より人数が少ない分目立ちます。

男役  /  凰華はるな 諏訪さき 
       眞ノ宮るい 縣千←
娘役  /  沙月愛奈 笙乃茅桜


さすが選ばれしダンサー達
キレッキレで素晴らしい!

この従者たち、元々は浮浪者達で帰る場所もなく、自分では生きていけないそう。

では、エリックに寄りかかって生きているのかと言うと、それだけとは思えないのです。
エリックも彼らに支えられている部分があるのではないかと。

孤独に生きるエリックにとって、ありのままの自分を見せられるのはキャリエールと従者たちだけですから。

従者一人一人にも (多分最悪の)過去があるはず。
そこはトートの黒天使と少し違うところかな、と思います。


そして従者のメンバーに縣千さんがいたことは嬉しかった♪
ダンスも素敵なんですよ。
新公ではキャリエール役に挑戦ですね。
また注目してみてくださいね^ ^

 
ファントムは主演級以外はセリフは少なくなりますが(無い場合も)、その分歌やダンスでの表現力が素晴らしく、これを経験することは大きな成長に繋がるのではないでしょうか。

『ファントム』を過去2度経験されている望海さんが実証されているように思います^ - ^


次回の『ファントム』感想は彩凪翔さんと朝美絢さんの役替わりについてです。


雪うさぎ
 

↓ ファントム感想
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