風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

雪組『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』感想④ 表と裏 / 彩凪翔 / その他のキャスト

 

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少なからず人は表と裏の顔があると思いますが『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』のジミーの裏の顔は・・。

この作品で影のキーパーソンとなるジミー役の彩凪翔さんと、その他印象に残ったキャストについての感想です。

細かいところは触れていないつもりですが、ストーリーの流れなどネタバレにご注意ください。

 

ジミー / 彩凪翔


ジミーは全米運送者組合に属する労働者という現実的な役で、キラキラ系とは対極の役です。

そもそもこの作品の男役に要求されるのはキラキラではなくてかっこ良さ、または色気や渋さ。
ジミーは他とは一味違う個性を光らせて存在感を出していく役どころです。

ストライキを先導する場面は前半の若いジミーの大きな見せ場で、翔ちゃんの熱演はそのままジミーの熱さとなって伝わってきます。

青年時代のジミーが善人と呼べるのかどうかわかりませんが、少なくとも理想を持っていて熱かった。
年月を経て欲にまみれた男へと変わってからは冷徹な顔になってました。

主要キャラクターにはそれぞれ持ち歌があって、聴けば聴くほどいい歌が多いですがジミーのテーマ曲も素敵なんです。

私のお気に入りは、壮年期ジミーが裏の顔を出してマックスに向かって歌う「マックスに引導を渡すソング」(「すみれの国日記」のルルさん命名)
静かに語りかけるような出だしで歌い始める非情な彩凪ジミーが最高にかっこいい。


最初にギャング映画が原作の作品と聞いた時、望海さんに敵対するギャングボスは翔ちゃんで、その組織にはあーさもいて…と話を作って妄想してました。

全くの見当違いでしたが。

翔ちゃんはギャングがかっこよく決まると思ったんです。
プロローグのギャングスター彩凪翔はやっぱり素敵なんですね。

キラキラの翔ちゃんはフィナーレで登場します。
あーさと一緒に歌う ♪真夜中にひとり、2人の歌でストーリーに引き戻されて胸がジワっとなるシーン。
そこから群舞、パレードでワンスの彩凪翔のジミーが完結します。


ジミーには実在のモデルがいるそうですが、75年に謎の失踪。

野心故に内面的にダークサイドに堕ちていくジミーですが彼が求めた夢は何だったのか。
ヌードルスたちとは違うところから現代アメリアの負の側面が描かれたことでストーリーに厚みを出していて大変興味深い役でした。
翔ちゃんはまた新しい役の引き出しが増えたのではないでしょうか。

 

その他のキャストの感想


コックアイ / 真那春人 
まなはる君、瞳の色が左右違う。メイクでや顔の歪め方とか色々細かいところのこだわりが凄い。
ハーモニカと拳銃どちらも使いこなす、かっこいいギャングです。

 

ニック / 綾凰華
ニックは才能豊かで、デボラや皆んなと良好な関係を築ける優しい人。
あやなちゃんの雰囲気にぴったりの役です。
ニックの存在は熱く激しい男たちの中でオアシスになっています。
フィナーレダンスになると凄くかっこいい!

 

パッツィー / 縣千
縣くん、この学年で出来上がったビジュアル+大人な色気予備軍のとても楽しみな人です♪
スーツも着こなし抜群に似合ってます。

縣パッツィーは愛嬌もあって、生まれた環境が違っていれば陽のあたる人生を歩んでいたのではと思わせる(軽めの)青年でキャラ立ちしていて良かったです。

縣くんは歌が課題と言われてますが、まだまだ伸び代あると信じたい。
私が望海さんの歌が好きなのは、技術的に素晴らしいだけではなく心に響いてくるから。
縣くんにもまずは心に響く歌い手を目指して欲しいですね。

 

ドミニク/ 彩海せら
あみちゃんの演技にはいつも泣けますが、またまた最後の叫びが耳に響く…
あみちゃんの動きや表情など細かい演技がかなり好きで、オペグラでよく見ています。

 

バグジー / 諏訪さき
セリフもはっきりしていて聞きやすく、何でも卒なくこなせますね。
新公のヌードルス役は歌えるしゅわっちが輝ける舞台になりそうです。
最高の力が出せますように!

 

サム / 煌羽レオ

こういう役をバシッと決めてくれるカリ様、最高です〜

ファット・モー / 奏乃はると
ヌードルス達と友達だけどギャング仲間ではなくて、どこかのんびりしているファット・モー。
にわさんが出てくるだけで平和感と安心感が。
今回もいい味出してられます。

 

感謝して


25年前の今日、阪神淡路大震災で多くの方が犠牲となり宝塚市も大きな被害を受けました。

様々な苦難を乗り越えて存在してくれる宝塚歌劇に感謝、
当たり前に過ごしている日々にも感謝です。


『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』非常に見応えある作品です。

観劇回数が増えると感想も変わってきますね。
以前の記事に感じたことを加筆するかもしれません。

この公演は複数回観劇しますが、今までで1度の観劇でもずっと心に残る作品もあれば、稀に何度か観たけど残ってない作品もあります。、

なのでこの作品がずーっと心に残るかどうかの正確な答えは数年後でしょうか(笑)まぁ十分残ると思いますが。

今はただこの世界観に はまり続けます。

 続きます。


雪・うさぎ 

↓望海風斗さんについて

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