風のワルツ

宝塚歌劇、楽しくブログで綴ります。

星組全ツ『アルジェの男』感想~礼真琴、青年の成功と墜落を熱演

ジュリアンの光と影 星組全国ツアー『アルジェの男』5/5観劇レポです。 礼真琴 ジュリアン 琴ちゃんが演じるジュリアンは、自分の野望の為に女性たちを利用しつつ上流階級へと登りつめていく。栄光を目前にして本当の愛に気づきその愛に生きようとするが、同…

星組次期トップコンビは礼真琴、舞空瞳!

お披露目は『ロックオペラ モーツアルト』 星組の次期トップコンビの発表がありました。 トップスターに礼真琴さん、トップ娘役に舞空瞳さん、おめでとうございます! 若く新しいタイプのトップコンビの誕生です。また、音楽学校をどちらも主席で卒業された…

雪組公演2019年 ラインアップ発表『はばたけ黄金の翼よ』『ハリウッド・ゴシップ』

雪組公演、秋はドラマティックに 2019年秋の雪組公演ラインアップ発表されました。 ・望海風斗/真彩希帆主演の[全国ツアー公演] はばたけ黄金の翼よ ・彩風咲奈主演の[KAAT神奈川芸術劇場公演/シアター・ドラマシティ公演] ハリウッド・ゴシップ 34年振り『…

宙組『オーシャンズ11』初日感想〜ラスベガスが似合う宙組

眠らない街ベガスで華麗に 宙組『オーシャンズ11』初日を観劇しました。 楽しかった‼︎ 前評判にたがわずスタイリッシュでかっこよく、観客を唸らせる宙組メンバーのパフォーマンスに、最初から最後まで息付く間もなく楽しむことが出来ました。 2011年の星組…

月組『夢現無双』感想〜剣豪ふたり〜武蔵と小次郎

「おじさん 言うな」おじさんのように強くなりたいと城太郎が言った後に武蔵が返す言葉。何でもないセリフですが、武蔵(珠城りょう)が言うと妙に耳に残ります。 人生を剣にこだわり勝ちにこだわった男が洩らした、たわいない言葉が微笑ましく、心に留まった…

雪組『PR×PRince』4/4 感想〜永久輝せあ主演〜Bow Happy Romance

プリンス永久輝せあ 町田菜花先生(演出・脚本)のデビュー作品『PR×PRince』今日千秋楽を迎えました。無事にこの日を迎えられて本当におめでとうございます☆少し日にちがたちましたが、4/4観劇レポです。 満を持しての永久輝せあバウホール単独主演公演。 …

雪組『20世紀号に乗って』感想➂ 夢と現実〜朝美・真那・ 縣〜

適材適所のキャスト この舞台の観劇前に映画版を見た時、宝塚でオリバー役とオーエン役は誰だろうと考えました。 オリバー役は咲ちゃんだと思っていたので、彩彩コンビかな…と予測していたのですが、真那ー朝美コンビ。大きく外れました。 言い訳としてまさ…

雪組『20世紀号に乗って』感想➁3つの彩〜真彩・彩風・彩凪〜

素晴らしい彩・彩・彩 今日は新元号の発表がありましたね。 「令和」 典拠は万葉集ということですが、私にはあまり聞きなれない言葉です。 徐々に慣れていくのでしょうが、平成もあとわずかになり昭和がどんどん遠くなって行き、少し感傷的になったり、新し…

雪組『20世紀号に乗って』感想〜揺ぎない愛を注ぐ望海風斗と自由に羽ばたく真彩希帆

コメディエンヌ望海&真彩 お披露目公演からファントムまで、一作ごとに完成度が高まっていく雪組トップコンビ望海風斗と真彩希帆 それ故に、2人に求められるハードルは上がり、どれほど難作・難役・難曲が来ようとも乗り越えるだろうという熱いファンの期待…

『89期生』瑠璃色に輝く4つの海−最終回

瑠璃色に輝く4つの海と花2輪 宝塚89期生、入団時は49名でしたが現在は7名、うち3名は今年卒業されることを発表されています。 明日海りお、望海風斗、七海ひろき、凪七瑠海という4つの海宝塚という舞台で、瑠璃色〜美弥るりか〜に輝く海は、今も私たちを魅…

明日海りおさん退団発表

花組トップスターの明日海りおさんが退団を発表されました。 花組トップスター・明日海りおが、2019年11月24日の東京宝塚劇場公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』『シャルム!』の千秋楽をもって退団することとなりましたので、2019年3月13日(水)に記者…

花組『CASANOVA』感想②ー濃く妖しく麗しく〜柚香光&鳳月杏〜コンデュルメル夫妻

妖しい花・可憐な花 3月10日マチネ、感想の続きです。 ↓ トップコンビ中心の感想はこちらからwww.wind-waltz912.com コンデュルメル夫人 鳳月杏 過去記事に、カサノヴァでちなつさんの女役は残念〜と書きましたが、撤回します。 妖しく煌めくワケありの魅惑…

花組『CASANOVA』感想①ー甘く チャラく 美しく〜明日海りお&仙名彩世〜永遠の時

世界の恋人 一説によると、プレイボーイは大きくは2種類に分かれるそうです。 口説いたり口説かれたり、同時に複数の女性と恋愛を楽しむことができるカサノヴァ型と、 ただ1人の理想の女性を求めて、次から次へと遍歴を重ねていくドン・ファン型と。→フラン…

「月城のえと文 かな、と」〜歌劇を読んで、れいこちゃんのこと

月城のえと文 かな、と 今年の歌劇は初頭かられいこちゃん(月城かなと)が、えと文を担当するということで、楽しみにしていました。 れいこちゃんて、知的なイメージがあって文才もありそうじゃないですか。あまりふざけたことも書きそうな感じがしないのです…